6月23日、改憲・戦争阻止大行進・千葉の呼びかけで、「ガザ虐殺許すな!オスプレイ配備撤回!オスプレイ再開反対木更津行動が行われた。
13時から、木更津中央公民館で、オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク 共同代表の吉沢弘志さんの講演が行われた。
講演後、各地で闘う仲間から報告があった。最初に改憲・戦争阻止大行進三多摩の仲間から横田基地へのこの間の反基地闘争の報告、次に大行進神奈川から、「国民保護」の名での横須賀市街地でので戦争訓練弾劾闘争や自治体の自衛隊への高校生名簿提供阻止の闘いなどが報告された。つづいてi女性会議の報告、社民党千葉から、この間の幕張メッセでの武器見本市に対する県庁申し入れ行動等が報告された。
集会後、木更津駐屯地までデモ行進。基地への申し入れ行動を行った。
(講演動画) 日米首脳会談で木更津オスプレイはどう変わるか?
オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク 共同代表:吉沢弘志さん
集会後デモ、駐屯地申し入れ
陸自オスプレイの運用停止と完全撤去を求める申入れ
内閣総理大臣 岸田 文雄様
防衛大臣 木原 稔 様
外務大臣 上川 陽子様
木更津駐屯地司令 廣瀬 敏彦様
陸自オスプレイの運用停止と完全撤去を求める申入れ 6月19日、陸上自衛隊導入のオスプレイV-22 17機すべてが木更津駐屯地に「暫定配備」された。昨年11月29日の米空軍のオスプレイCV-22の屋久島沖での墜落大破、乗員全員死亡というオスプレイ正式運用後最大の事故について、原因の完全な解明と対策がなされていないことは米軍も認め、離陸後30分以内での運用に限定しているところである。にもかかわらず、今回基本的に同機種のV-22を3機も長距離で飛行させた米軍及び自衛隊の、飛行行程の住民の安全を顧みない姿勢は許しがたい暴挙である。これに先立つ5月26日、陸自の「富士総合火力演習」に木更津配備のV-22 1機を参加させたことも最大限に非難されるべきものである。
2020年7月10日、V-22の最初の1機が木更津に飛来してからまもなく4年、防衛省と木更津市との間の合意である「暫定配備5年」の期限まであと1年となる。これに合わせて、本来の配備先と繰り返されてきた佐賀空港では、オスプレイ移駐のための設備整備が、住民の意思を無視しての強引な着工から1年が経過した。現在目にする佐賀空港の様相は、本来純粋な民間空港として構想されたそのあり方とは真逆の、滑走路を共用する自衛隊の基地部分の醜悪な巨大さを見せつけるものとなっている。
私たち、木更津でのオスプレイ暫定配備と運用に反対し続けてきた平和を愛する市民は、上述のCV-22の大事故で露わになった、欠陥機としてのオスプレイの危険性をこれまで以上に実感している。また、マスコミを動員して市民感情に「安全保障環境の危機」「中国脅威論」を押し付け、客観的根拠皆無の軍拡進行国家へと、貴重な税金が空費され続けることに強い憤りを感じている。私たちの生活の場である木更津市と千葉県がその現場となっていること、そして千葉県のオスプレイ暫定配備の解消の名目で、佐賀県及びその周辺の市民への危険の押し付け、地方自治の圧殺、豊かな有明海の自然の破壊を心底耐えがたいものと感じている。
本日私たちは、オスプレイを要として、異常なまでの日米軍事一体化の問題点を共有する集会を開催した。オスプレイは無用な欠陥機であり、安全保障環境を安定させるのは、軍事力強化ではなく、日本国憲法の平和主義の理念に則った政府の平和的外交努力と平和を愛する市民の連帯であることを再確認した。以下、政府そして木更津駐屯地に対し強く要望するものである。
・安全性の担保など不可能な欠陥機オスプレイの運用を停止し、佐賀空港への移駐も行わず、速やかに完全撤去すること。
・米追従の徒な軍拡路線を即刻放棄し、国民生活の向上のために、福祉、医療,教育に十分な予算を確保すること。
・軍事は最大の環境破壊であることを自覚し、真に持続可能な地域と地球環境の実現のための行政努力に努めること。
2024年 6月23日 木更津駐屯地申入れ行動参加者一同