陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)に暫定配備される輸送機オスプレイを巡り、防衛省と市、住民らが懸念事項を話し合う「木更津駐屯地に関する協議会」の初会合が19日、同市で開かれた。同省の説明で、暫定配備開始は7月上旬ごろになることが明らかにされた。
会長の渡辺芳邦市長をはじめ、市議会議長、北関東防衛局長、駐屯地司令ら協議会委員と、部会を構成する8区長、6漁協の代表の計約40人が出席。渡辺市長は「安全確保を第一に、市民の負担が軽減できるように基地対策に全力で取り組む」とあいさつ。防衛省側は暫定配備の現状について説明し、質疑応答が続いた。
1機目は7月上旬ごろ、2機目が同中旬ごろに米軍岩国基地(山口県)から飛来する見込み。機体到着後1~2カ月程度の点検を経て、確認のための試験飛行が行われる。3機目以降は未定。5年をめどとする暫定配備期間は「最初の機体が到着した時点を起算日」と改めて確認した。
最初の2機は、5月に米国から運搬船で岩国に到着。現在、作業に当たる米軍要員が米国から到着し、岩国で試験飛行や整備を終えた後、木更津に飛来する。当初、6月下旬の予定だったが、新型コロナウイルスの影響で遅れていた。
木更津への配備は、計17機になる計画。最終的には佐賀空港(佐賀市)を拠点とする方針で地元漁協との調整が続いている。(6/20 千葉日報)
木更津駐屯地には1機目が7月上旬ごろ、2機目が同中旬ごろに到着
陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備される輸送機オスプレイをめぐり、防衛省は19日、配備開始が7月上旬ごろになるとの見通しを明らかにした。木更津市内で開かれた市との協議会の初会合で説明した。
防衛省によると、陸自が導入予定の17機のうち2機が5月、米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着したが、新型コロナウイルスの影響で整備作業開始が遅れていた。6月下旬ごろに同基地での整備を始め、木更津駐屯地には1機目が7月上旬ごろ、2機目が同中旬ごろに到着する予定という。
会合には渡辺芳邦市長のほか、同駐屯地周辺の住民代表や漁業組合の組合長らが出席した。防衛省は佐賀空港(佐賀市)を最終的な配備先としているが、地元漁協との調整が難航。5年間をめどに木更津駐屯地に暫定的に配備する。(6.19 産経)
特定防衛施設周辺整備調整交付金は、防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第9条の規定に基づき、特定防衛施設関連市町村として指定された市町村が、公共用の施設の整備や、生活環境の改善若しくは開発の円滑な実施に寄与する事業を行うための費用に充てるときに、国が規定に基づいて、特定防衛施設の面積、運用の態様及び特定防衛施設関連市町村の人口等を基礎として算定される額を上限に交付金が交付されます。
調整交付金交付実績
年度 |
交付額(千円) |
平成23年度 |
49,968 |
平成24年度 |
49,937 |
平成25年度 |
50,286 |
平成26年度 |
50,742 |
平成27年度 |
63,393 |
平成28年度 |
65,402 |
平成29年度 |
73,675 |
平成30年度 |
100,471 |