陸自オスプレイ、夜間飛行を開始 21日以降に 木更津駐屯地

木更津市のホームページには、何時ごろを想定してるのか、どこを飛行するのか、周辺には住宅地もあるのに説明もなし

「地元のご理解を得て」「丁寧に情報提供を行い」と、木更津への配備が決まるまで、防衛省は何度も繰り返した。なんの説明もなく、いきなり「夜間飛行」を実施と通告

東京新聞 2021年4月20日 20時16分
陸上自衛隊木更津駐屯地に初めて暫定配備されたオスプレイ

陸上自衛隊木更津駐屯地に初めて暫定配備されたオスプレイ

 千葉県木更津市は20日、陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備された垂直離着陸輸送機V22オスプレイが21日以降、夜間飛行を開始すると発表した。日没後、深夜に及ばない時間帯に、駐屯地や東京湾南部の上空を飛ぶとみられる。防衛省北関東防衛局から市に情報提供があった。
 同省はこれまで地元住民らへの説明で、早朝・夜間の飛行訓練は、操縦士の能力を養成した上で「安全や騒音に十分配慮する」としていた。
 木更津駐屯地には現在、陸自オスプレイ6機が暫定配備されている。同省は2021年度末までに計17機の暫定配備を予定している。(山田雄一郎)
木更津市HP https://www.city.kisarazu.lg.jp/shisei/1003952/1004568/1007864.html
令和3年4月21日 ー
陸上自衛隊V-22オスプレイの夜間飛行について、本市より防衛省北関東防衛局に対し、より詳細な情報を確認しましたのでお知らせします。
○以下、確認事項
陸上自衛隊V-22オスプレイの夜間飛行は、4月21日(水曜)以降、開始されますが、まずは、夜間において、機体や搭載装備品の様々な機能・特
性を確認するための機能確認試験の一環として、東京湾南部上空等を飛行する予定であり、今後、夜間の飛行訓練も行う予定であるとのこと。
また、夜間飛行は、日没後に実施する予定であり、一般的に、災害派遣等の各種任務を除き、通常の飛行訓練としては、深夜や明け方の夜間飛行は想定
していないとのことです。

4月16日 6機目 4機目(通算6機目)となる陸上自衛隊V-22オスプレイが木更津駐屯地に到着

4月16日 6機目  16時24分頃、4機目(通算6機目)となる陸上自衛隊V-22オスプレイが木更津駐屯地に到着

オスプレイいらない!4・10木更津行動  駅前集会とデモ、駐屯地申し入れ

4月10日、木更津現地で「オスプレイいらない!4月10日木更津行動」が行われた。
木更津市民や木更津市議の方たちの他、千葉、船橋、習志野、柏、東京、神奈川など、千葉県内外から市民、市民運動の団体、労働組合など130名が参加。

木更津駅前リレートーク

市民ネットの吉澤さんから
➀そもそも木更津が第1案、佐賀は第2案だった。➁戦争の主力となるF35戦闘機のエンジンを運ぶのがオスプレイ。自衛隊の空母を「強襲揚陸艦」(敵地に真っ先に乗り込む突撃部隊)の形に改修し、F35戦闘機とオスプレイを空母に搭載し、完全に日米合同で戦争をやることになる
という重大な「事実」が暴露されました。

     

駅前の集会には、たまたま通りかかった木更津市民が飛び入り参加も。

★陸自駐屯地へデモ出発


木更津陸上自衛隊駐屯地へ申し入れ

◎陸自オスプレイ暫定配備、米軍オスプレイの定期機体整備の動向について

・2017 年1 月31 日、海兵隊オスプレイMV-22 1機目が飛来、定期機体整備が開始。
・2018 年6 月25 日、海兵隊オスプレイMV-22 2 機目が飛来、定期機体整備が開始。
・2019 年2月26 日、海兵隊オスプレイMV-22 1機目 試験飛行(ホバリング)開始。
・2019 年3月1日、海兵隊オスプレイMV-22 1機目 試験飛行終了。3月5日帰投。
・2019 年3月25 日以降、海兵隊オスプレイMV-22 3機目が飛来、定期整備が開始。
・2020 年3月19 日、海兵隊オスプレイMV-22 4機目が飛来し、同月27日から定期機体
整備が開始され、現在、格納庫内で分解・点検等が行われている。
・2020 年3月24 日、海兵隊オスプレイMV-22 2機目 試験飛行開始。
・2020 年3月27 日、海兵隊オスプレイMV-22 2機目 整備完了。3 月29 日帰投。
・2020 年7月10 日、陸自オスプレイV-22 1機目が「暫定配備」された。11月10日に初の場外飛行訓練が行われると通知されたが、計画より2時間遅れで飛行が開始された。が、直ちに「警告表示」の点灯で飛行が中止された。4か月間「万全の点検を行い臨んだ」という初飛行が中止に終わった。
・2020 年7月16 日、陸自オスプレイV-22 2機目が「暫定配備」された。
・2021 年1月7日、海兵隊オスプレイMV-22 5機目が飛来し、同月11日から整備が開始され、 これまでの機体と同様まずは格納庫内で分解・点検が行われている。
・2021 年1月22日、海兵隊オスプレイMV-22 3機目が整備企業から米軍に機体が引き渡され、同機は25日、帰投。
・2021 年2月24 日、陸自オスプレイV-22 3機目が「暫定配備」された。
・2021 年 3 月5 日、陸自オスプレイV-22 については、「3月8日(月曜)以降、現在実施中の機能確認試験と並行して、操縦士等の教育訓練に係る飛行を開始する予定ですので、お知らせいたします」。とある。
・2021 年3月23 日、陸自オスプレイV-22 4機目が「暫定配備」された。
・2021 年4月6日、陸自オスプレイV-22 5機目が「暫定配備」された。

※木更津基地関連の予算

*総務省予算 14,664,1 千円+2,035,9 千円=1 億6,700,0 千円(固定資産分)
*防衛省予算 環境法8条関係(2 億 1 千万円)の明細確認
※2008 年 1 月の岩国市長選で「受け入れ反対」を表明した現職の井原勝介氏は防衛省
から年間 35 億円にのぼる市庁舎建設費の補助金を止められ、国と協議すると訴えた新人の福田良彦氏に敗れた。(半田論文)
*一般会計 4,200 万円(周辺地域へ5年間の2年目)(基地対策)
プライベートジェット乗り入れについて予算化(700 万円)
・以下議会から
2棟―66億円(格納庫―48億円・敷地造成工事―18億円)
1棟―米軍オスプレイ専用 最大5機、現在使用中2機=最大7機の整備対応
1棟―陸自オスプレイ定期機体整備に使用 最大3機格納を想定
2024 年から運用予定としている。