7・20、青森県・大間原発反対の街頭宣伝 青森の行動と連帯

 

使用済みMOX燃料を100年以上大間に置くのか

青森県大間原発は2008年に原子炉設置許可を受けて建設工事が始まりました。その後、2011年の東日本大震災や「3・11フクシマ」の影響などで工事はストップ。現在は、2014年に新規制基準適合性審査を申請し、その審査が続いている状況です。
100年冷却が必要
大間原発は、世界初のMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料)を使って発電する計画です。しかし今、イギリスのMOX燃料加工工場が検査データー捏造が表面化して閉鎖され、フランスでも不良品の可能性が指摘され、MOX燃料の確保が困難になっています。
問題なのは、使用済みMOX燃料の保管です。普通の原発から出る使用済みウラン燃料と違って、長期間高温を発し続けるそうです。使用済みウラン燃料は10年程度プールで冷やす必要が、使用済みMOX燃料はそれより6倍から9倍長く必要があり、100年冷却する必要があるとの文献もあるそうです。
臨界事故の危険性が高まる
またMOX燃料の再処理は、ウラン燃料の数倍のプルトニウムを含むため、再処理が困難で臨界事故の危険性が高まると言われ、行き場がないのが現実です。
明日、大間現地で原発反対の行動が行われます。千葉からも仲間が参加します。
「3・11フクシマ」を忘れてはいけません。全ての原発をなくそう!

6~7月で各地で反原発集会

●志賀原発―金沢 6/30

6月30日「さよなら!志賀原発 全国集会in金沢」が開催されました。主催者の想定を超える全国各地から1100人が集まり、集会賛同は、175団体から寄せられました。

●女川原発―宮城 7/7

7月7日 東北電力が9月ごろの再稼働を目指す女川原発2号機に反対する集会が女川町で開催されました。集会には約550人が参加。ジャーナリスト青木美希さんが講演し、集会後デモ行進しました。
(9月再稼働予定が11月ごろに再度延期)

●柏崎刈羽原発-新潟 7/15

7月15日、新潟県柏崎市の産業文化会館において、原発からいのちとふるさとを守る県民の会主催で「中越沖地震17年 福島を忘れない! 原発ハイロ全国集会」が、280人が参加し、開催されました。
集会では、元新潟県原子力災害時の避難方法に関する検証委員の上岡直美さんが講演し、「新潟県の花角知事は、40数回通った委員会を総括もないままに検証委員会を消滅させました。原子力業界は、旧日本軍のようだ。福島の被害を低く見積もり、原子力政策を続けようとしている」と指摘しました。
集会後、会場から柏崎駅周辺をパレードし、柏崎刈羽原発再稼働反対の声を上げました。

(講演動画) 日米首脳会談で木更津オスプレイはどう変わるか? オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク 共同代表:吉沢弘志さん

 

何万人ものパレスチナ人を虐殺するための武器を提供し、この残虐行為から利益を得ている人々は、まさにここ幕張メッセの武器見本市に集まるのです

来年5月、千葉市幕張メッセでで国際武器見本市が開催されようとしています。
「今週、イスラエルが『安全』地帯に指定したラファの避難民キャンプに対するイスラエルの攻撃で、何十人もの人々が生きたまま焼かれました。そして、何万人ものパレスチナ人を虐殺するための武器を提供し、この残虐行為から利益を得ている人々は、まさにここ幕張メッセの武器見本市に集まるのです」

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2025幕張メッセでの武器見本市を許すな!キャンペーン

来年2025年5月21日から23日に幕張メッセで開催予定となっている国際武器見本市DSEIジャパンに対して、千葉県有施設である幕張メッセの貸し出しを行わないように熊谷知事に要求します。 熊谷知事!死の商人に手を貸すな!ガザ虐殺の共犯者になるな!

流すな汚染水!とめよう原発 !3 .30 集会 小出裕章さん講演ビデオ

会場からの質問に答える (質疑応答)

政府は「日本の電力は原発なくして成り立たない」というが・・

核融合は安全なのか?
通常運転の原発トリチウム水との違いは何か?
放射能汚染水は「処理水」なのか?
フランスも英国もやめた「再処理」をなぜ続けるのか?
MOX(モックス燃料)について
非常事態宣言はいつ解除されるのか?

レジメ 3.30小出講演

福島原発の放射能汚染水問題は日本の原子力開発の根本に関わっている
2024年3月30日 小出裕章さん講演会

1)核兵器開発と原子力発電所
※原発は膨大な放射能を生み、それを抱えながら運転する機械である
–広島原爆で燃えたウランの重量=(生成した核分裂生成物の重量)800g
100万kWの原子力発電所1基が1年運転するごとに燃やすウランの重量=(生成する核分裂生成物の重量) 1トン

2)フクシマ事故が生んだ悲惨で多様な被害
・立ち入りが禁止された地域で救助を待ちながら死んだ人たち
・本来なら放射線管理区域にしなければならない土地に棄てられ、被曝しながら生活を続ける100万人を超える人たち
・生活や家庭の崩壊を覚悟して自力で避難し、貧困や離婚の危機の中で、ひたすら子どもの被曝を防ぐために避難を続けている人たち
・強欲な人間の犠牲となり、棄てられ、餓死した、あるいは殺された家畜、ペットたち

3)国は常に嘘をつく
–もともと原発は膨大な危険を抱えている。原子力推進派は多重な安全装置を付けるので、原発に限って絶対に大事故は起こらないと嘘をついた。でも、彼らも万一の事故が怖かったの で、原発を都会に作らず過疎地に押し付けた。
–そして、フクシマ事故は事実として起きた。嘘をついた彼らは謝罪もしないまま「想定外」といって責任を逃れた。それまでの安全基準が事実によって否定されたため、彼らは今度は「新規制基準」を作り、原発が安全になったかのように嘘をついている。ただし、「新規制基準」は「安全基準」ではなく、基準に合格しても「安全」だとは言わないと規制委員会が言っている。
※2017年、当時の今村雅弘復興大臣は、「まだ東北、あっちの方でよかった。首都圏あたりだと莫大、甚大だったと思う」と発言した。

4)能登半島地震と志賀原発、柏崎刈羽原発
–能登半島地震は、複数の断層が連動して起きた。そんなことは予想されていなかた。
–志賀原発も柏崎刈羽原発も10年以上止まっていた。 運転中の原発が地震に襲われれば、福島原発事故になる。
–今回の教訓は、原発が動いていなくてよかったということ。
※世界最大の地震大国、日本。こんな国に原発など作ってはいけなかった。

 5)福島原発の放射能汚染水
–放射能汚染水→ALPS処理
13年経った今も「ALPS処理水}約3割、「処理途上水」約7割
–トリチウム(T)は水素の同位体。ALPS処理を含めどんな水処理技術を使っても取り除けない。福島第一原発の敷地のタンクにある130万トンの水にはトリチウムが排出基準濃度の10倍含まれている。
※当然、それは「放射能汚染水」であり、「処理水」と呼ぶことなど論外。しかし日本ではマスコミが率先して「処理水」と呼び、「汚染水」と呼ぶとバッシングを受ける。
※被曝は必ず害を伴い、安全な被曝などない。放射能を消す力は人間にも、自然にもない。放射能を含んだ水を海に流してはいけない。福島原発の汚染水を海に流さない現実的で、容易に実行できる方策はたくさんある。
噓とインチキを積み重ねて、国と東電は汚染水を海に流している。

 6)でたらめを続ける真の理由は?
–核兵器製造で必要な「燃えるウランU-235」は自然界に0.7%しかない。そのため、 同位体濃縮という特別な作業が必要 だが、その作業のためには莫大なエネルギーが 必要 (広島型原爆)
–「燃えないウランU-238」に中性子う捕獲させるとほどなく核分裂性のプルトニウムPu-239になる。原子炉を運転すると自動的に原爆材料プルトニウムが手にる。(長崎型原爆)そのためには「再処理」が必要。
–日本では原発の使用済み燃料はすべて「再処理」してプルトニウムを取り出すと決められている。 六ヶ所村に計画されている再処理工場がもし運転を始めれば、1年間に800トンの使用済み燃料を処理し、それを40年続け、総計3万2000トンの使用済燃料に含まれるトリチウムをすべて環境に棄てる計画で、それを安全だと国が認可した。
※もし、福島のトリチウムを海に流してはいけないということになれば、再処理工場の運転もできなくなり、日本の核(=原子力)政策は根本で崩壊する。そのため、漁民がどんなに反対しようが、世界の国がどんなに抗議しようが、日本というこの国は放射能汚染水を海に流す以外の方策をとらない。

7)為すべきこと
–戦争をすれば軍需産業が儲ける。戦争とは、人と人がお互いに憎みあって殺しあう こと。 戦争だけはしてはいけない。
–何よりも大切なことは戦争そのものを無くすこと。自民党政権の政策とは正反対に、軍隊(自衛隊)を廃止し、軍事同盟(日米安保)を廃止し、武器を作る企業を禁止することである。その上で、戦争の当事国のどちらかを応援するのではなく、戦争を終わらせるための仲介に全力を尽くすことこそ、平和憲法を生かすために必要なことである。

大丈夫か!オスプレイ~どうして止めない日本政府【半田滋の眼 NO.99】20240321

防衛ジャーナリスト半田滋の基礎から解説。衝撃の墜落事故から4か月。原因不明のまま、飛行が再開されました。問題はどこにあるのか、根本から解説します。

産婦人科医が語るガザの惨状

「開放骨折、部分切断、胸部の開いた傷、ひどい裂傷、そして火傷を負った子供たち。そしてそれが毎日だった。」デボラ・ハリントン医師は最近、ガザの病院で2週間を過ごした。 「私たちが同じ人間に対してこのようなことをしていることに恥ずかしく、ショックを受けています」と彼女は私に語った。

流すな汚染水!とめよう原発! 4・29千葉集会 150人が結集

4月29日、千葉市内にて集会デモを行いました。参加された皆さん、ありがとうございました150名を超える市民が崎山さんの講演会に参加してくれました。

集会後、70名が市内デモを行いました。

夏の汚染水放出阻止へ、これからが本番です。

 

アニメ 「沖縄・南西諸島で戦争準備 ~つくられた危機を見抜け~」

沖縄島を始め、奄美、宮古、石垣、与那国などリゾート地として人気のある南西諸島でいまミサイル基地や弾薬庫建設、自衛隊員の増員など、要塞化が着々と進んでいる。「台湾有事」をにらんだ対中国封じ込めが目的だ。しかしそれによってこの地域は、逆に戦争に巻き込まれる可能性が高まる。米国の対中政策の最前線としての沖縄・南西諸島の生々しい現場と住民の声を、動画などを交えお伝えする。