
オスプレイ飛行停止を 木更津の市民団体、「事故の調査報告で、ヒューマンエラーではなく構造的欠陥と分かり、その後も事故や『予防着陸』と称した緊急着陸が相次ぐ。新しい状況の中、『安全を確認して』という段階ではなく、飛行停止を求めるしかないとなった」

防衛ジャーナリスト・半田滋さんの #エキスパートEye(全文)
宜野湾市の普天間基地にも配備されている垂直離着陸輸送機「#オスプレイ」の墜落事故は各地で頻発している。問題は構造上の不具合や弱点が原因である疑いがあることだ。 昨年6月、米カリフォルニア州で墜落し、5人が亡くなった事故はエンジンとローターをつなぐクラッチの不具合が原因と判明した。米海兵隊はクラッチに起因する墜落事故は1件もないとしてきたが、起きていたことになる。
今年から操縦士への再教育と機材の定期的な交換を始めたというが、本来の解決策はそうした対症療法ではなく、不具合が起きないよう改修することだ。しかし、米国防総省国防分析研究所のレックス・リボロ元主任分析官は、制約が多く、再設計は容易ではないとの見解を示している。
2017年にオーストラリアで起きた普天間基地所属のオスプレイの墜落事故は、強襲揚陸艦に着艦する際、自身が発生させた下降気流が艦体に当たって跳ね返り、失速したことが原因だった。
2016年、名護市の浅瀬に不時着した事故は飛行中に空中給油機の給油パイプをたたいてしまい、ローターが破損したために起きた。
いずれも他の航空機にはない構造上の弱点が遠因といえるだろう。
今回の事故原因は判明していないが、日本でオスプレイを運用する米海兵隊や米空軍は安全を確認するまで飛行を見合わせるべきである。飛行見合せは、千葉県の木更津駐屯地に配備された自衛隊版オスプレイも例外ではない。
オーストラリア北部のメルビル島でアメリカ海兵隊のMV22オスプレイが訓練中に墜落し、乗っていた3人が死亡し、5人が重体となっています。
アメリカ海兵隊によりますと、27日午前9時半ごろ、オーストラリア北部のダーウィンに近いメルビル島で、アメリカ海兵隊の輸送機、MV22オスプレイが訓練中に墜落しました。
機体には23人が乗っていましたが、3人が死亡し、5人が重体で病院に搬送されたということです。
このオスプレイは通常の訓練のために隊員を移送していたということで、アメリカ軍が事故の原因を調べています。
オーストラリアのアルバニージー首相は「亡くなられた3人の方々、けがをされた方々、ほかの乗組員、そしてアメリカ軍に深い哀悼の意を捧げる」と声明を発表しました。
アメリカ海兵隊のオスプレイをめぐっては、去年6月にもアメリカのカリフォルニア州でも墜落し乗っていた5人が死亡するなどしています。
昨年6月に米カリフォルニア州で発生した米海兵隊のMV22オスプレイの墜落事故について、機体に原因があったと認める調査報告書が公表された。開発段階から指摘されてきた構造的問題を認めたことになる。
報告書を受けて防衛省は7月22日から陸上自衛隊のオスプレイ飛行を見合わせている。一方、在日米軍のオスプレイは飛行を継続。沖縄県民は「危険な機体がこれ以上、県民の頭上を飛ぶことは許されない」と声を上げている。
「壊滅的かつ予期せぬ機械的故障」「原因は不明」
報告書は、エンジンとプロップローター(回転翼部分)をつなぐクラッチの作動不良による「壊滅的かつ予期せぬ機械的故障」であり、13年間で同様な事故が15件発生、「根本的な原因は依然として不明」としている。
このクラッチの不具合は、昨年8月に米空軍が約1カ月間、全面飛行停止し、自衛隊オスプレイも一時飛行を中止した。
今までのオスプレイ墜落事故は、ヒューマンエラーが強調されたが、今回そうではないと明確になった。
米軍と自衛隊の欠陥機オスプレイは、沖縄はじめ全国各地で住民の頭上を日々、飛び回っている。砂漠に墜落したカリフォルニアでの事故では乗員5人全員が死亡した。同じことが起きれば住民を巻き込む大惨事になる恐れがある。
陸上自衛隊V22オスプレイの佐賀空港配備計画を巡り、防衛省は6月12日、新設する佐賀駐屯地(仮称)の造成工事を地元住民が反対する中で始めた。2025年6月までに完成させ、木更津駐屯地のオスプレイを移す予定だ。
米海兵隊のオスプレイについては、8月10日から、最低飛行高度が航空法の150メートルから60メートルに下げられた。木更津駐屯地にも米海兵隊オスプレイの点検修理が行われている。
オスプレイ飛行を直ちに停止せよ!木更津への、佐賀へのオスプレイの配備を中止し、撤去せよ!
千葉県睦沢町の中村種良さん(71)は「こんなに厳しい時代はかつてなかった」と語る。「酪農は餌代を含め、経費が他の産業に比べて多くかかるのが特徴。
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説明会参加者
「相手の基地まで飛ぶような長距離ミサイルを配備するなら、私はこれは自衛隊に賛成する人でも、反対する人でも、このことについて容認できない」
実際、政府はこの「12式地対艦誘導弾」を改良して「反撃能力」に用いることを想定。射程を伸ばした「能力向上型」の開発を進めています。射程は現在の百数十キロから1000キロ以上に伸びるとされ、仮に石垣島に配備されれば、中国本土も射程に入ります。
ただ、防衛省はこの能力向上型を石垣島に配備するのか明言を避けています。
佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に反対する決起集会が26日、佐賀市のスポーツパーク川副体育センターで開かれた。漁業者や住民ら約500人(主催者発表)が参加し、「オスプレイ来るな!」と書かれたパネルを掲げて配備阻止を訴えた。
地権者の1人で、主催したオスプレイ反対住民の会の古賀初次会長(74)はノリや貝などの深刻な不作に触れ、「有明海は疲れ果てている。軍事基地を造るのは自然破壊だ」と批判した。駐屯地候補地について防衛省は今月中旬、2年前に提示した買収額の4割増の1平方メートル当たり6031円を文書で地権者に通知し、戸別訪問を始めている。古賀会長は「防衛省の甘い言葉にだまされんよう地権者に声をかけていく」と団結して反対する考えを示した。
漁業者や野党国会議員らが計画反対への思いや考えを主張した。山口県から訪れた盛重耕二さんは、米軍岩国基地(岩国市)に8年前に空中給油機が配備されて「騒音が増大し、周辺住民の生活環境が悪化した」と報告。「一度駐屯地ができ、そこに米軍が来たら際限なく基地は強化される。国は制限できない」と強調した。(草野杏実)
ウクライナ軍事侵攻から1周年 千葉駅でプーチンもNATOも戦争をやめろ!の街宣を行いました。 pic.twitter.com/AcqnkZg4Xm
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2月25日 千葉駅街宣 全学連も急遽合流 pic.twitter.com/BTaKzF0cxp
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2月25日 千葉駅街宣 全学連も急遽合流し、三里塚強制執行阻止の闘いで逮捕された3名の仲間を返せ!と訴えました。 pic.twitter.com/FaGJrsST2L
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沖縄県糸満市摩文仁平和祈念公園内に建立された全学徒隊の碑(2017年)
今、ロシアによるウクライナ侵攻を背景に、沖縄を含む南西諸島で自衛隊の増強が進められる状況に、再び戦争が迫りくる恐怖と強い危機感を覚え、むごい沖縄戦を思い出す。
78年前の沖縄戦では、米軍の上陸に備え、県民は子どもから大人まで、日本軍の飛行場設営や陣地構築に動員された。正義の戦争だと教え込まれ、知らないうちに戦争の加害者となり、戦争に加担させられた。日本政府は今、日米安全保障条約の下で「中国脅威論」を盾に軍備増強を進めている。自衛隊と米軍の一体化がさらに進む中、国民の緊迫の度を高め、自ら戦争を引き起こそうとしているような状況と戦前が重なる。軍拡ばかりが前面に押し出され、住民の被害に対する思いは微塵もない。
沖縄戦で戦場にかり出された県内21校の旧師範学校・中等学校の男子学徒と女子学徒は、戦争がいかに残虐なものかを、身をもって体験した。死の迫る極限状況の中、生き残った元学徒も学友や家族、親しい人々を失い、心に深い悲しみを負った。全学徒の死者は約2千人。戦後は戦没学徒の慰霊を続け、二度と沖縄を戦場にしてはならないという思いで、教え込まれた皇民化教育の過ちと悲惨な戦争の実相を語り継いできた。
戦争する国は美しい大義名分を掲げるが、戦争には悪しかない。爆弾で人間の命を奪うだけである。戦争は始まってしまったら手がつけられない。犠牲になるのは一般の人々だ。大勢の人の命が奪われ、双方の国に大きな被害を出す。戦争はしてはならない。命を何よりも大切にすること、平和が一番大切だという沖縄戦の教訓を守ってもらいたい。
先の大戦では、若い学徒を含め310万人の日本人が犠牲になり、アジア全体での軍民の犠牲者は2千万人を超えるとされる。日本は侵略した国の人々を虐げ、収奪し、命を奪った。今、日本政府がすべきことは、侵略戦争への反省と教訓を踏まえ、非戦の日本国憲法を前面に、近隣の国々や地域と直接対話し、外交で平和を築く努力である。戦争を回避する方策をとることであり、いかに戦争するかの準備ではない。しかし、今の政府は戦争をするきっかけを見つけ出し、戦争にまい進しようとしていることが強く危惧される。
戦前に戻るかのような政府の動きを元学徒として見過ごすことはできない。県民の間で第三二軍司令部壕の保存・公開を訴え、「平和の砦」にしようという運動がある中、沖縄の陸上自衛隊第一五旅団を師団に格上げし、沖縄本島や先島諸島の駐屯地司令部の地下化を計画することは、県民の平和志向に反するものである。元全学徒の会は、日本政府による沖縄へのミサイル配備をはじめとする自衛隊増強と軍事要塞化で、再び沖縄を戦場にすることに断固反対する。
2023年1月 元全学徒の会
沖縄師範学校男子部、沖縄県立第一中学校、沖縄県立第二中学校、沖縄県立第三中学校、沖縄県立農林学校、沖縄県立水産学校、沖縄県立工業学校、那覇市立商工学校、学校法人開南中学校、沖縄県立宮古中学校、沖縄県立八重山中学校、沖縄県立八重山農学校、沖縄師範学校女子部、沖縄県立第一高等女学校、沖縄県立第二高等女学校、沖縄県立第三高等女学校、沖縄県立首里高等女学校、沖縄積徳高等女学校、昭和高等女学校、沖縄県立宮古高等女学校、沖縄県立八重山高等女学校
共同代表 與座章健、瀬名波栄喜、中山きく、吉川初枝
幹事 宮城政三郎、山田芳男、太田幸子