空軍NGなのに海兵隊や自衛隊オスプレイはOK?そんなことある??米空軍オスプレイが飛行停止 不具合続発、事故の恐れ 

CV22オスプレイ飛行停止 米空軍、相次ぐ事故受け 日本配備も対象

米空軍は17日、輸送機CV22オスプレイの事故が相次いでいるとして、全機を当面、飛行停止にしたと明らかにした。空軍の担当者は共同通信の取材に対し、日本に配備するオスプレイも対象になると指摘した。オスプレイ配備に関し、日本で安全性を巡る議論が再燃する可能性もある。

空軍によると、飛行停止は空軍特殊作戦司令部のスライフ中将が16日に指示した。飛行中のクラッチの不具合による事故が2017年以降で計4件、過去6週間で2件発生したという。

担当者は声明で「われわれは危機管理の対策を講じる」と強調した。(共同)

<米空軍CV22オスプレイ飛行停止>佐賀空港配備計画 先行き注視 防衛省の説明会直前 県「最悪のタイミング」

 米空軍が事故多発で全機飛行停止にした輸送機CV22オスプレイ。佐賀空港への自衛隊機配備計画を巡る議論がヤマ場を迎えようとしている佐賀県内でも、米軍機飛行停止の余波が議論の行方にどう影を落とすのか関係者が先行きを注視している。

県内では、県と県有明海漁協の間で結んでいる自衛隊との空港共用を否定した協定の見直しに関する協議が大詰めを迎え、今月下旬にも防衛省が漁協の組合員向けに説明会を開く方向で調整を進めていた。

佐賀県の山口祥義知事は県庁で記者団の取材に応じ「(米空軍仕様の)CVは停止しているが、(海兵隊仕様の)MVは停止していないなど、よく分からない。機材そのものの問題ならば両方止めるはず」と述べた。その上で「状況がよく分からないので、防衛省に連絡して事実関係、情報をしっかり把握するよう(県の担当者に)指示した」。防衛省の説明会開催直前の米軍機の飛行停止に、県関係者は「最悪のタイミングだ」と頭を抱えた。

県有明海漁協の西久保敏組合長は「情報を収集している段階で、対応は今後決めたい。防衛省からは今のところ説明はない」とコメント。防衛省の説明会に関しては「もし開かれるならば安全性に関して質問は出るだろう。そこは前提にしているだけに、しっかり担保してほしい」と述べた。

配備計画に反対する地域住民の会代表の古賀初次さん(73)は「飛行停止は安全性を確保できない現れであり、証拠。配備計画の議論は安全性は大前提だったはず。それが崩れた今、計画自体を考え直すべき」と指摘する。防衛省の説明会について「報道で聞く限り、排水対策などは机上の空論のように感じる。飛行で危険にさらされるのは漁業者だけでなく市民。安全性について防衛省はしっかり答えられるだろうか」と疑問を投げかけた。(大田浩司、栗林賢)

普天間所属の米海兵隊MV22オスプレイが飛行 事故が相次ぐ米空軍CV22の飛行停止中 構造ほぼ同型、玉城沖縄知事「海兵隊も調査を」

垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの事故が相次いでいるとして米空軍が全機を飛行停止にしている中、米軍普天間飛行場では18日午後、同基地に所属する米海兵隊のMV22オスプレイが飛行するのが確認された。オスプレイはCV22が空軍仕様、MV22が海兵隊仕様という違いがあるが、構造についてはほぼ同型とされている。

一方、玉城デニー知事は18日、報道陣に「不具合は同機種であればMVにもあると思うので、しっかり調査すべきだ。まず飛行停止してチェックをした方がいい」と述べ、海兵隊のMV22についても飛行停止措置が必要との認識を示した。

普天間飛行場では18日午後3時20分ごろ、駐機している8機のMV22オスプレイのうち、2機のプロペラが回り始めた。午後3時37分ごろに飛び立った。

航空万能論GF

オスプレイ運用を継続する米海兵隊と陸自、飛行停止した米空軍との違いは操縦方法

米空軍はクラッチがスリップする現象のためオスプレイ全機に飛行停止を命じたが、米海兵隊も陸上自衛隊もオスプレイを飛ばし続けており、両者の違いはスリップ現象に対する教育の有無にある。

参考:US Air Force grounds Osprey fleet after dangerous clutch problem
参考:US Marine Corps isn’t grounding Osprey fleet over clutch issue

陸自のパイロットも米海兵隊からオスプレイの操縦方法を学んでいるため「スリップ発生は常識だ」と認識している可能性が高い

米空軍特殊作戦司令部は16日「過去6週間以内にMV-22オスプレイのエンジンとローターを繋ぐクラッチがスリップする現象が2件発生、根本的な原因と解決策を探るためオスプレイに飛行停止を命じた」と発表、同機の安全性を問題視する日本メディアも「米空軍のオスプレイが飛行停止」と大きく報道しているが、米海兵隊も陸上自衛隊もオスプレイを飛ばし続けており、両者の違いはスリップ現象に対する教育の有無にある。

出典:public domain 米空軍所属のCV-22

オスプレイは墜落を防ぐため2基のエンジンとローターを繋ぐクラッチにスリップが発生すると「瞬間的にスリップが発生していないエンジンに動力負荷を集中させる仕組み」を採用しており、スリップから回復したオスプレイは再接続されたエンジンのトルクが伝達されて機体が大きく傾く現象が発生するらしい。

米空軍は「この問題に直面したオスプレイはギヤボックスやエンジンの交換を余儀なくされた=クラスAの事故(250万ドル以上の被害)を引き起こす」と主張しているが、スリップ問題を計10回も経験している米海兵隊は「2010年に問題を把握したがパイロットが対応策を身につけることで管理可能なリスクであり、我々の部隊やスタッフ間においてスリップ発生は常識だと受け止めている。これまで負傷者は1人も発生していない」と述べている。

出典:陸上自衛隊

米海兵隊のパイロットは計器類をチェックして「クラッチがスリップを発生していないか」を確認後、スリップが最も発生しやすいホバリング操作に入るよう訓練されているため「リスクを管理可能=飛行停止を命じるほどの問題ではない」という意味で、陸自のパイロットも米海兵隊からオスプレイの操縦方法を学んでいるため「スリップ発生は常識だ」と認識している可能性が高い。

因みに昨年8月に配備が始まった海軍仕様のCMV-22では「スリップ問題が発生していない」と報告されており、陸自が導入したV-22Bは米海兵隊のMV-22Bと同仕様なのでスリップが発生する可能性がある。

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