改憲戦争阻止!闘いの現場はここに 大行進呼びかけ人 高山俊吉さん 11・7労働者集会

11月7日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止大行進の5団体の呼びかけによる11月労働者集会が開催され、全国から2150人が結集した。

大行進の呼びかけ人の高山さんの発言の一部を紹介する。

●高山俊吉
呼びかけ人の高山です。よろしくお願いします。
その最初に一言だけ、今回の衆院選の総括をしておきたい。私の総括です。
二つのことだけ言いたいと思います。
自民党が単独過半数をとったとか、改憲の発議には3分の2を要する、これを超えたという報道がなされている。実体はいかなるものか。自民党を支持する行動を投票という形によって示した人というのは、1900万人台です。1900万人というのは有権者の2割を割っている数です。有権者の2割に達しない人しか自民党を積極的に支持する行動をとらなかったという事実、そのことを見抜く必要があります。
多くの人たちは反対をし、あるいは首をかしげて疑問の目をもってみている。この状況がこの国の実情だ。この間の選挙で3分の2以上の議席をとった、今回の選挙でも改憲野党も加えて3分の2以上の議席をとっているこの与党勢力が、どうして改憲の提案を発議できないのかということを考えよう。なぜしないんだろう。どうしてこの間何年もそれができないんだろう。それは、いまお話したような勢力しか、実はそれが彼らの実像でしかないということ。反対をする者が実は非常に多いということ。選挙のからくりによっておかしなことが行われているけれども、人民の多くが批判をし、あるいは疑いの目をもって見ていることが分かったということです。
それにしても、自民党を支える野党共闘、この野党共闘は自民党と対決するものではなかったかと思っている人がこの中におられるとすれば、それは間違いです。野党共闘というのは自民党を支える運動だ。あの枝野が言ってることと、岸田が言ってることはどこが違うのかっていう声があったでしょう。その枝野を支えようと共産党が言ってるんだから、どういうことになるか。全体が翼賛の国会にしかならないでしょう。何をもって野党か、どこに違いがあるか。これがいったいこの国の政治だとするならば、国会は芝居小屋だと言ったのは本当にその通りだ。
闘いの現場はどこにあるのか。闘いの現場はここにある! 闘っている人たち、闘う労働組合、その人たちと連帯する多くの人の、その心の内にある。その行動が具体化したときに、私たちはこの社会を根底から変える。そのことを私は断言したいと思う。

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