離島防衛の日米共同訓練 陸自オスプレイ初参加

県内で離島防衛の日米共同訓練 陸自オスプレイ初参加 千葉に暫定配備、隊員輸送 /静岡

陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ=千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地で1月

陸上自衛隊は県内の東富士演習場や沼津海浜訓練場で25日まで、離島防衛専門部隊「水陸機動団」(長崎県)と沖縄県に駐留する米海兵隊の共同訓練を実施中だ。千葉県の木更津駐屯地に暫定配備する輸送機V22オスプレイ1機が日米共同訓練に初参加。隊員輸送を担う。

水陸両用作戦の連携手順の確認が主な目的で、上陸から地上での戦闘まで一連の作戦を訓練する。東シナ海での中国の台頭を念頭に日米の離島防衛部隊の能力向上を図る狙いとみられる。

陸自によると、参加隊員は陸自約400人、海兵隊約620人。海兵隊はインド太平洋地域での有事即応を任務とする第31海兵遠征部隊(31MEU)を投入。これまで陸自と31MEUは沖縄県内の米軍施設で訓練してきたが、今回はより広い場所を確保できる静岡県内の演習場で実施することになった。訓練は実弾射撃も含まれる。米軍のMV22オスプレイ6機も参加し、機体整備のため神奈川県の厚木基地を使う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です