「オスプレイ 放逐すべき」習志野・八千代・船橋も反対 市民団体結成、デモ行進(東京新聞)

(東京新聞より)

(改憲戦争阻止!大行進千葉)デモ行進の動画

「オスプレイ 放逐すべき」習志野・八千代・船橋も反対 市民団体結成、デモ行進

陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが木更津駐屯地(木更津市)に暫定配備されたことに反対する有志が7日、市民団体「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」を結成した。陸自習志野演習場(船橋、八千代市)での訓練は、人口密集地だけに危険だなどとして、結成集会には約550人が参加。同演習場がある陸自習志野駐屯地一帯でデモ行進した。(保母哲)
 船橋市では昨年六月、有志が「どこの空にもオスプレイはいらない@フナバシ」を結成。続いて駐屯地に隣接する習志野市、八千代市でも同様の市民団体が発足している。ネットワークは、三市の各種団体で活動する人や個人参加の市民らで発足した。
 結成集会は同駐屯地にほど近い薬円台公園で実施。オスプレイに反対する県内外の市民団体や野党の国会議員らがマイクを握り、「何度も墜落した欠陥機。騒音もひどい」などと強調。ネットワーク共同代表の吉沢弘志さんも「この空の下には約百万人が暮らし、もし墜落したら大変なことになる。日本だけでなく、世界からオスプレイを放逐すべきだ」と訴え、集会に続いて参加者はデモ行進した。
 吉沢さんと同じ共同代表である習志野市の宮川幸男さん、八千代市の大崎信(しん)さんも「オスプレイの導入を取りやめ、その予算をコロナ禍への対策などに充てるべきだ」などと話した。(東京新聞11月8日)

オスプレイ試験飛行開始 まずはホバリング10分

朝日新聞千葉 2020年11月7日

今後、東京湾南部や相模湾上空での飛行を実施するにあたり、「地元のご理解を得つつ訓練を積み上げていきたい」と述べた。

一方、オスプレイの本来の配備先は佐賀空港(佐賀市)だ。木更津市防衛省は暫定配備期間を「5年以内を目標」とすることで合意しており、起算日は1機目が木更津駐屯地に到着した7月10日。すでに約4カ月が経過、試験飛行も始まった。「時計の針は回り始めている」(防衛省幹部)が、佐賀への配備に向けた作業は進んでいない。

市民には「合意期限は守られるのか」「恒久配備につながるのではないか」との懸念の声もある。

全文

木更津駐屯地 オスプレイ初の試験飛行 「暫定配備、撤回を」 地元住民ら反対の声

東京新聞 2020年11月7日 
オスプレイの試験飛行を受け、抗議活動を行う人たち=木更津市で

オスプレイの試験飛行を受け、抗議活動を行う人たち=木更津市で

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイが六日、暫定配備先の木更津駐屯地(木更津市)で初めて行った試験飛行。大きなトラブルもなく終わったが、駐屯地の近くでは、地元住民らが「オスプレイはいらない」と暫定配備反対の声を上げた。(山田雄一郎、山口登史)
 午前十時半、エンジンを始動させたオスプレイは翼を激しく回転させ、駐屯地内にいた記者の全身に振動が伝わった。東から西へゆっくり移動し、午前十時四十五分ごろ、垂直に上昇し、十分間のホバリングを開始。水平姿勢を保ったまま、機体を前後に動かすこともあった。はるか上空には旅客機が何度も行き交った。試験飛行は午前十一時ごろ終了した。
 今回試験飛行したのは七月に到着した二機のうち一機目。二機目の試験飛行について、オスプレイを運用する輸送航空隊の不破悟隊長は「そう遠くない時期にしたい」と語った。
 当初は九月に試験飛行を行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で米国からの資機材輸送などに影響が出ていた。
 駐屯地周辺では地元の住民団体などが飛行の中止や暫定配備の撤回などを求め、抗議活動を行った。
 オスプレイが地面から浮き上がると、木更津駐屯地の周辺には「ゴー」という重低音が響き渡った。「日本の空にオスプレイいらない」「暫定配備、撤回を」などと集まった約百人がシュプレヒコールを上げた。
 初めて抗議に参加したという主婦の亀井たか子さん(68)=同市=は「想像以上に音が大きくてびっくりした。これから先、事前の告知もなく、近くの空を飛び回ると考えただけで恐ろしい」と声を震わせた。
 抗議活動への参加を呼び掛けた同市の住民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」の野中晃事務局長(80)=同市=は「日本人がオスプレイを操縦して飛行する日がついに来てしまった。戦争ができる国になる第一歩であり、とても残念だ」と話した。

オスプレイ木更津で試験飛行 陸自駐屯地内でホバリング10分間

2020年11月7日  東京新聞
 陸上自衛隊の垂直離着陸輸送機V22オスプレイが6日、暫定配備されている千葉県木更津市の木更津駐屯地で初の試験飛行を行い、駐屯地内で離着陸やホバリングなど基本的な動作を確認した。天候などに問題がなければ10日に、東京湾南部と相模湾の上空で本格的な試験飛行をする予定。
 オスプレイは午前10時半、エンジンを始動。ヘリコプターモードで両翼のプロペラが大きな音を立てる中、格納庫前から滑走路まで約800メートル移動した。同45分ごろ、プロペラを上空に向けたまま高さ約17メートルまでゆっくり上昇し、10分間ホバリング。油圧や振動などに異常がないことを確認し、着陸した。
離着陸やホバリングの様子が公開された陸上自衛隊の輸送機オスプレイの飛行訓練=6日午前10時51分、千葉県木更津市で

離着陸やホバリングの様子が公開された陸上自衛隊の輸送機オスプレイの飛行訓練=6日午前10時51分、千葉県木更津市で

 オスプレイを運用する輸送航空隊長の不破悟1等陸佐は「機長から振動も少なく良い機体と報告を受けた。安全確保に万全を期し、着実に能力向上を図りたい」と総括した。
 防衛省は、陸自にオスプレイ17機を導入する方針で、相浦あいのうら駐屯地(長崎県佐世保市)を拠点とする離島防衛専門部隊の水陸機動団の輸送が主な任務となる。本来の配備先は佐賀空港(佐賀市)だが、地元漁協との調整が難航。木更津市と2025年7月までの5年間、暫定配備することで合意し、7月に2機が木更津駐屯地に到着した。(山田雄一郎)

◆亡き父が米軍に勤務、騒音に悩み続ける駐屯地近くの主婦

 木更津駐屯地の東約1キロの場所に住む主婦(77)は、陸自オスプレイの試験飛行開始を複雑な感情で受け止める。基地は亡き父の仕事場で、生活を支えてもらったとの思いがある一方、約70年間、航空機の騒音に悩まされ続けてきた。「すぐそこには小学校もあるのに」。さらなる騒音悪化や、墜落の危険性が脳裏をよぎる。
 女性は東京生まれ。疎開先の仙台で敗戦を迎えた後、木更津市の現在の自宅に移り住んだ。インドネシアのスマトラ島から引き揚げてきた父は、米軍が接収した現在の木更津駐屯地で働き始めたが、父がなぜ米軍で働けたのか、理由は定かでない。英語の通訳ができたからかもしれない。
敗戦後に米軍が接収した、現在の陸自木更津駐屯地で働いていた父の遺影を手にする女性。小さいころから航空機の騒音に悩まされてきた

敗戦後に米軍が接収した、現在の陸自木更津駐屯地で働いていた父の遺影を手にする女性。小さいころから航空機の騒音に悩まされてきた

 父から仕事内容を詳しく聞くことはなかったが、大型トレーラーで東京・立川方面に軍需物資を運んでいたらしい。基地で安定的な収入を得られたからこそ、家族は敗戦直後の混乱期を乗り越えることができた。
 一方で、当時から悩ましかったのは離着陸を繰り返す航空機の騒音だ。敗戦直後に田園地帯だった駐屯地周辺は民家が増え、騒音を不快に思う住民は何人もいる。だが、基地で働く人も多く、大きな抗議運動になることはなかった。
 オスプレイの配備により、騒音の悪化が懸念される。「今だって朝から晩まで、日曜だってヘリコプターが飛んでいる」と危惧する。
 市は基地周辺地区で計15回の住民説明会を開いたが、女性が住む地区は対象外だった。「うちには何の呼び掛けもなく、回覧板も回ってこなかった。(騒音が)うるさくてしょうがないのに」と不信感が募る。
 「基地の中で何が行われているか、いつも報道で知るばかり。何か隠しているのではと勘繰ってしまう。暫定配備が5年と言われても信じる気になれない」(山田雄一郎)

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