今注目の人。ルース・ベイダー・ギンズバーグの映画が日本で公開 

今、注目している女性の一人。アメリカで広く知られるルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称:RBG)です。彼女は1993年、ビル・クリントン大統領政権下でアメリカ最高裁判事に任命され、85歳で現役の最高裁判所判事を務めています。

どんな人か?

女性やマイノリティへの差別撤廃に緩やかに寄与していった彼女の判例の数々や、ニューヨークのユダヤ系の家に生まれ、苦学の末に最高裁判事まで上り詰めていったキャリア。 コーネル大学をへてハーバード大学ロースクールへ。そしてコロンビア大学ロースクールへ移籍して法学位を得る。大学ではギンズバーグは極めて優秀な成績を残したが、成績優秀者の一般的な就職先だった連邦高等裁判所やニューヨークの法律事務所には、女性であることを理由に受け入れられず、卒業後は地区裁判所判事のもとでロー・クラークとして働いた。
1972年、コロンビア大学ロースクールで女性として初の常勤教員となった。同時に自由人権協会で法廷闘争を数多く手がけ、性差別と闘う法律家として全国的な名声を博するようになる。

1993年、クリントン大統領によって連邦最高裁判事に指名され就任。女性やマイノリティの平等な権利を保証する多くのケースで、決定的な票を投じ続けてきたリベラルの判事。米国の連邦最高裁では、リベラル派・保守派判事の構成状況によって妊娠中絶や銃規制など重大な憲法判断が大きく揺れ動くため、もともと連邦最高裁判事の去就は一般社会の注目を集めています。とりわけギンズバーグは、共和党のトランプ政権によって保守化された現在の連邦最高裁においてリベラルな判断を示す貴重な存在であること、また慣例を破って一般メディアの取材にしばしば応じることから、性差別とたたかうリベラル派法律家の代表格として広く動向が注目されるようになりました。この傾向は、トランプ政権の発足前後からさらに強まり、ギンズバーグ判事の半生を題材にした本も出版され、子供向けの絵本まであるようです。判事を描いたマグカップやTシャツなど関連グッズまで売り出されているというから、かなりのキャラです。

トランプ大統領が敷こうとした、国境を超えてきた人たちが申請できる難民ステータスの審査をめぐる制限を違憲とする判決では、肺がんの手術を受けた直後の病床から票を投じてリベラルたちを安堵させた。経過は良好と言われているが、この人の存在がなくなれば、最高裁判事内のパワーバランスが変わる。これは心配です。
とにかく、平等のために働き、破天荒で、キュートな85才。体調が心配ですが、応援したいし、彼女の言葉1つ1つ、とても力強く、共感を覚えます。

判事の活動を描くドキュメンタリー『RBG 最強の85才』や、伝記映画『ビリーブ 未来への大逆転』が日本で公開されました。都内は5月31日までのところが多いようでしたが、残念ながら日程が取れず、今日までにいけませんでした。トホホ・・映画館がだめでも、DVDがあるさ!早く見たいものです。

投稿者: awinako

最近、写真を撮り始めました。 使用しているカメラは、「canoneoskiss6xi」 カメラ初心者に使いやすいと、勧められて、かつて購入したものです。 ようやくカメラの出番が来た!というところです。 レンズを通して見える日々徒然を伝えましょう。

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