3月2日習志野市議会傍聴してビックリ

習志野市の解雇手続きはアウトですよ、と国が言っているのに…
日本語がわからない?習志野市幹部

「解雇予告手当はAさんの解雇日(2月29日)までに支払わなければならない。3月18日に支払っているから、解雇手続きに瑕疵(かし)があり、解雇は無効」という宮内一夫議員(新社会党・無所属の会)の追及に対し、宮本泰介習志野市長は
「総務省から①本市退職条例は適法である②昭和23年3月17日付通達で、解雇予告手当の支払いは解雇日と同一である必要がある③福岡地裁の判断については、総務省の見解はない、との回答があり、顧問弁護士と相談して内容を法律的に精査している」と答弁し、総務部長も、条例は適法であると国は言っているが、その法令的な解釈に疑問点があるので、顧問弁護士と相談して内容を法律的に精査している、と答弁しました。

国(総務省)は、「習志野市の退職条例と労働基準法の両方に違反しないようにするためには解雇日(2月29日)までに解雇予告手当を支払わなければいけなかったのに、それをやらなかったから習志野市はアウトですよ。習志野市がそれに違反して3月18日に遅れて支給したことを正当化するために持ち出した福岡地裁の判決は、習志野市のケースと関係ありませんよ」と言っているのに、習志野市長も総務部長もそれが理解できないようだ。いくら顧問弁護士と相談してもアウトはアウト。日本語が理解できない?市の幹部。習志野だいじょうぶ?

市長が叫べば道理がひっこむ?

続いて央(なかば)重則議員(環境みらい)が、Aさんを解雇に追い込むために総務課で3か月間アラ探しをしていた事実を明らかにしようとしましたが…

央議員が「Aさんへの評価の中身は答えられない、と当局がずっと言ってきたが、裁判でようやく当局側の証拠を出してきた。そのうち実習日誌というのがあるが、本人に指導した内容に上司の決裁印を押した正式書類ではなく、本人のアラ探しを赤ペンや青ペンで細かく書き込み、決裁印もない実習日誌を証拠として出してきた。それを清書してまとめた一覧表も証拠としてだしているが、6カ月務めた介護保険課の分は少ないのに、3カ月いた総務課はその倍以上ある。」と発言したところ…

市長が「係争中のことについて議会で話さないよう」猛抗議(正式答弁ではなく、自席から発言)して議場は混乱、議事中断。議長と央議員が協議

休憩後、央議員が「今後のために事実をあきらかにしようとしただけ。能力不足、と1枚の紙で解雇になったが、当局側の証拠を見ると、例えば『5分前に来なかった(といって遅刻したわけではない)『トイレに行って出てくるのが遅い『足が悪いという本人の身体的な特徴もあって作業場に急がなかった『だらしなかった、という、見た目、そういうことのチェックがどうして能力不足に当たるのか疑問に思ったから質問した。裁判所の判決が出るまでこのことを伏せるわけにはいかない。議員の義務として。習志野市で起こった事件ですから。事実を伝えたかったが…能力不足、という判断に疑問を持っている。書類ののり弁状態も含めて。これ止めたの、市長だからね。あなたが私に言ったから議長も混乱してこういう話になった。」と発言。

央議員は議員の本分を貫くため当局の姿勢を正したが、当局は「係争中だから」と一切の回答を拒否しました。

市長が野次をとばせば議事も中断し、自由な発言もできなくなる。こんな議会でいいんでしょうか?習志野市、一体どこへ行く? (3月2日市議会傍聴者)

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA