第2回裁判で、「クビきり部屋」の実態が明らかに

宮本泰介習志野市長は障がい者不当解雇撤回を!
上司の評価が60点より下だから、とAさんを解雇!
でも「60点解雇基準の根拠は?」「評価の内容は?」に答えられない習志野市
 習志野市が不当解雇した障がい者Aさんの解雇撤回を求める2回目の裁判が2月17日、千葉地方裁判所で行われました。障がい者枠で習志野市に正式採用されたAさんを、習志野市の宮本泰介市長はたった9ヶ月間働かせただけで「能力不足」と決めつけ、昨年2月末に解雇してしまいました。裁判の焦点は、解雇した理由とされる「能力不足」の中身でした。習志野市は、Aさんへの上司の評価が60点に達しなかったことが解雇の理由だと言っています。(上司の気分で解雇?)しかしそんな解雇基準がどこにあるかについて習志野市当局は答えることができず、黒塗りで隠した採点の内訳についても「開示するつもりはない」と居直りました。Aさんを解雇し、未来を奪っておきながら何といういい加減さ!しかも習志野市は、Aさんを一日中監
視し、「ワイシャツがズボンから出ている」rネクタイがまがっている」などの「監視記録」を「能力不足」の証拠として出してきました。
「就業時間の5分前に着席するように指導したが、3分前に着席した」ことまで「能力不足」の理由にあげているのだからあきれてしまいます。
習志野市当局は障がい者のAさんを解雇に追い込むための「クビきり部屋」として総務課に異動させ、3か月にわたり、Aさんの行動を一日中監視し、職員にもAさんの行動を密告させていたのです。ほかの職員にもこんなことをやっているのか!
(以下は当局側がつくった監視記録の一部)

2015/12/1
 所属における本人行動記録作業場所に向かう途中「トイレに行きたいjと言い出し、係長が案内。遅れて作業場所に到着するも、急がない。
業務時間中3階の自動販売機に寄りかかって購入したジュースを飲んでいるところを同僚の職員が見かけたとの報告がある。
2015/12/9
ネクタイが曲がっている。
2015/12/11
8時28分出勤
2015/12/18
14時33分離席14時38分着席
14時55分離席15時3分着席
15時3分離席15時6分着席
2015/12/25
ワイシャツが出ている。

障がい者枠で採用しながら、最初の6ヵ月間はAさんをきちんと育てるための指導をしようとせず、次の3ヵ月は彼を育てるどころかクビきり部屋(総務課)に異動させ、解雇する口実をさがすことに血眼になって「監視メモ」をとっていた。あまりに異様なイジメ、パワハラです。
 しかも一日中Aさんを監視してメモをとることに「専念」した職員の給料は税金から出ている!
 まさに[ブラック自治体]の習志野市!Aさんの解雇を撤回させ、職場に復帰させましよう

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