千葉県連絡会通信 2006/7月号

県連絡会通信 web版 (2006年7月号より)

お願い!

(1)8・6ヒロシマ大行動に 参加or派遣カンパを!!

 被爆から61年目の夏が来ます。今年の行動は「憲法」をメインテーマに、と準備が進められています。「ヒロシマ」から反戦の輪を広げましょう。ふるってご参加下さい。
・参加ご希望の方は、事務局までお知らせください。
・派遣カンパは1口1000円としますが,それ以下でもありがたいです。同封の振込紙をご利用下さい。

 (2)9条改憲反対署名は、22名の方から177筆(カンパ1万3千円も)が寄せられました。
 ほんとにありがとうございます。まだ手持ちの方も、これからどしどし送ってください。また署名用紙などが必要な方は、事務局までご連絡ください。

 (3)賛同更新:先々月お知らせした、賛同「期限切れ」の方でまだ更新されていない皆さん!
 ぜひ賛同継続(会費振込)をお願いします。裏面の会計報告の通り、大変な財政ピンチです。

 7月の予定   ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名   
 (5/24~6/18)
回数 人数 教基法 共謀罪 憲法 ビラ配付
計 9回 16人 113筆 30筆 204筆 1225枚

子どもを戦場に送るために産んだんじゃない!!

 (投稿)(H)
 私が、戦争反対の運動をしようと思ったきっかけは、日本は60年前に戦争放棄をしたのに、小泉首相は、また戦争をする国にしようとしている、未来ある子ども達に、戦争教育をすべきだ!!と、到底信じがたい言動、行動をしていることを知り、そんな事が現実になってたまるか!!と思ったからです。私は、子どもを戦場に送るために産んだんじゃない!!子育てしてるんじゃない!絶対にそんな事はさせたくないのです。
 4月11日に、息子の小学校の入学式があったのですが、君が代強制反対!不起立をするぞ!と心に決め、式に臨みました。
 とは、言えども、生まれて初めての一人での不起立…・。不安もたくさんありました。
 式典中は、何度か起立と着席を繰り返し、起立の状態から、国歌斉唱と言われました。私は、なかなかすわるタイミングがつかめなかったのですが、演奏が始まる瞬間に着席しました。座ってすぐ、隣の保護者の方に「具合でも悪いのですか?」と聞かれ、「いえ、違います。」とはっきり答えました。まわりの保護者や先生方が歌っているのを見て、私は、君が代=天皇万歳そんな歌、誰が歌うものか!!と、思っていました。
 残念ながら、私が見た限りでは着席した人はいなかったですが、まわりの方々は天皇のための君が代を歌う意味をわかって歌っているのかな?と疑問に思いました。
 長くなりましたが、私はこれからも、自分のため、家族のために、弾圧になんか絶対に負けないで、必ず闘い抜くぞ!!と、改めて決意いたしました。

千葉県連絡会通信 2006/6月号

県連絡会通信 web版 (2006年6月号より)

【新署名開始特別アピール】

9条を変えるな!署名運動で改憲阻止の風をおこそう!

 国民投票法案も国会上程されるなか、いよいよ百万人署名運動の「憲法改悪反対』署名が始まりました。
 私たちは、「07年参院選までにまず“100万筆”」をめざして、これまでにも増して全力を傾けてこの署名を成功させなけれぱなりません。

 ここ10年間でも、自衛隊海外派兵、国旗国歌法、有事法制などが強行され、日本は“戦争する国へと急速に変貌しつつあります。そしそ今や国会では、民主党を含む多数勢力は、共謀罪、教育基本法改悪、国民投票法案へと踏み込んで、攻防がつづいています。こうした情勢の中で「戦争反対=平和」は、かなりの人々にとって、もはや「自明」のこととは云えなくなってきていないでしょうか。

 先頃各地で実施された「9条改憲」シール投票では、たしかに「変える」に反対が77%と圧倒的でした。しかし一方で「9条を知らない」「関心がない」の反応もけっして少なくありません。また、拉致、靖国、領土問題などで朝鮮・韓国や中国とその国民に対し、露骨な憎悪、敵意、差別感が向けられだし、イラク人質の被拘束者や家族にもすさまじいバッシングが行われました。この「愛国」風潮に小泉劇場的な政治しかけが結びつけば、「流れ」は一気に「改憲」へと雪崩打つ、その危険性を否定できません。
 私たちは、この日本の状況を正面から見据え、だからこそ署名を広げようではありませんか。

 憲法9条を支持する者たちが、この署名用紙を媒介に一人でも多くの人々に、9条の意義やその改定の意図を自分の言葉で伝え、改悪に反対する大きな流れを作りだしましょう。街宣署名への参加をはじめ、職場・地域・学園などのお仲間を通じた署名拡大に取り組んでください。特に街宣では、一人でも多<の方が参加くだされば署名数は確実に増え、また署名をよぴかける過程で、いろいろな対話や討論も生まれます。

 「世界の共通財産」=憲法9条を投げ棄てて、このくにを本格的に“戦争をする国”にさせないために、みんなの力を合わせ、署名運動で改憲阻止への“風”を起こしましょう!

 06年6月1日 とめよう戦争への道!百万人署名運動千葉県連絡会

 【おねがい】
1.返送用の封箇を同封してありますが、返送の際は、恐れ入りますが切手を貼ってください。
2.周囲に署名用紙をコピー(A4・B4可)して広げてくださると、署名はもっと広がります。)
 
 6月の予定  ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名   
 (4/29~5/21)
回数 人数 教基法 共謀罪 憲法 ビラ配付
計 14回 44人 359筆 91筆 231筆 2205枚

変えるな9条! 活かそう25条!5・3千葉県憲法集会に参加して

(投稿:M)
 私は5月3日、JR千葉駅前で「千葉労組交流センター」と「百万人署名運動・千葉県連絡会」で行った合同街宣と、「変えるな9条!活かそう25条!5・3千葉県憲法集会」とそのデモに参加しました。
 (署名活動ではあまり関心がない人も)私が自分なりに説明していくと、してくれる人もおりました。18筆の署名でしたけれども、大変励まされました。多くの皆さんが参加し、訴えてほしいと痛感しました。

 集会では、高岩仁さんという記録映画作家が「第二の侵略=アジアの人達は日本の軍事大国化をどう見ているか」というテーマで、3つの映像を使って話されました。この第二の侵略に私は、すさまじいショックを受けました。「ミンダナオ島での先住民への爆撃・住民排除」という映像には、日本企業を建設するために住民を強制的に移住させていること、それも日本のODA(政府開発援助)のお金を使って、強制退去させているのはフィリピンの軍隊です。ルソン島の最南端バタンガスでは、1500家族が住んでいる町を軍隊を使って一晩で破壊し尽くして住民を追い出し、町は戦場のように破壊されていました。

 日本が今なぜ共謀罪を成立させ、教育基本法を改悪、憲法改悪を急ぐことの本当の意味を知ることが出来ました。映像の中で、バタンガスの町長のテルマ・マラナンさんはこう言っていました。
 「政府はすべての報道をコントロールして、『ここでの住居破壊は平和的に行われた。住民たちは皆喜んで立ち退いた。』と報道させた。とんでもない、破壊は、私たちに銃を突きつけて行われたのだ。先頭の部隊が港に入ると、人々は皆路上に出た。するとパトロールカーと軍用トラックから完全武装した軍隊が多数降りてきた。そして発砲した。…人々は逃げた。皆恐怖に包まれた。人々は、恐れ、怒り、『これは非人間的で不正なやり方だ』と叫んだ。この若い住民リーダーは、ピストルで太腿を撃たれた。彼は取り壊し中に何が起こるかをカメラで撮っていただけだ。意図的な発砲だ。私は彼らに言ってやった。『これは日本の第二の侵略だ!』『私たちの国の軍隊を使って、私たちの人権を抑圧しているんだ!』と。」
 「我々は日本の政府に訴えたい。このプロジェクトを中止せよ。なぜなら、このプロジェクトは大多数の人々の利益にならず、ぽんの少数の土地をもった人々、少数の関係者にだけ利益があるからだ。これはお金を使った『日本の第二の侵略』です。」
 「日本の人々に訴えます。このプロジェクトに使われるお金は日本のODAからだされています。あなた達の税金が使われている。税金を納めているあなた、あなたのお金で住居破壊が行われている現状を知っても、あなたの税金がたくさんの人々の生活を破壊するプロジェクトに使われることを望みますか?」

 私はこれを聞いて、涙が止まりませんでした。もう私たちは侵略を始めているんだ、また再びアジアの人達を蹂躙していることを思い知らされました。でも泣いてはいられません。

 日本国憲法前文には、「…平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたい…。われらは、全世界の国民が等しく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。…いづれの国家も自国の事のみに専念して、他国を無視してはならないのであつて…」と書いてあるのにも関わらず、日本は侵略をしている。
 こんな日本を変えなければいけないと思います。そのためには労働者・市民が起ちあがり闘うことが今求められているのだと思います。集会の最後に「来年の総選挙が大事だ」といっていましたが、すごく残念でした。選挙ではなく、あのフランスのように、政府が決めたことを阻止する闘いを日本でも起こさなければいけないんじゃないかと私は思いました。デモ行進では、必死になって叫び行進をしてきました。
 (行動記録2006/5月号に全文掲載してあります。)

千葉県連絡会通信 2006/5月号

県連絡会通信 web版 (2006年5月号より)

ヤスクニ参拝と米軍3編61億ドル負担の外交取引をみとめないぞ!

「共謀罪」委員会審議入り,「教育基本法」改悪案の閣議決定 徹底弾劾!

「教基法を守ろう!千葉県実行委員会」は、改悪案上程には
即日抗議の駅頭ビラまき・記者会見予定。(13時、中央法律事務所5F会議室に集合)

 来年参院選までに 100万筆の改悪反対署名を集め 大運道をおこそう

5・20全国集会に集まろう!!

 5~8月が賛同期限になる皆さん!賛同会費の納入をお願いします

 上の皆さんは、5月末で「1年経過」となります。「更新のお願い」と振込用紙を同封しました。
改憲阻止の新たな暑名運動も開始されます。今年度分の会費をご送金ください。
また既に4月までに期限が過ぎまだ更新されていない方も、ぜひ、会費納入をお願いします。
4月から窓口の送金手数料が70円から100円に値上げされました。
ATMの送金料は据え置きで60円。(これも民営・合理化、労働者減らしへの一策!?)
 
インフォメーション 5月  ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名 ~署名数状況省略~

「教基法」上程閣議決定/《教基法署名10万3干筆国会提出》

 千葉では、4月9日の街宣で目標の7500筆に達しました。自民・公明の間で「愛国心」について、「愛国心」という表現は避け、「国と郷土を愛する態度を養う」として盛り込むことで合意が成立し、今国会提出が閣議決定され、連休明けにも提出かと言われます(注:4/28に上程)。しかし、表現は薄められても「国と郷土を愛する」の一句が基本法に入れば、国旗・国歌法がそうであったように、学校現場は一変するでしょう。「改正」案の目指すところは、現基本法の理念とは根底から食い違うのですから。前文の「平和を希求する」は削られ、「公共の精神を尊ぶ」が入れられます。さらに、10条の「教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接責任を負って行われるべき…」の教育に対する国家行政の介入を抑制した部分は、無惨にも、行政が不当な支配に屈することなく、「法律に基づいて」行うべきものと書き改められたのです。国家こそが教育の主体であり、お国の為に役立つ子を、進んで命を投げ出す子を育てよと言うに等しい。もちろん、教師へのしめつけはもっときびしくなるでしょう。怒りをもって、引き続き教基法署名に取り組み、国会にも押しかけましょう。

「反対」162 「賛成」19 「わからない」16

  「あなたは憲法9条を変えることに賛成ですか、反対ですか?」シール投票結果
 4月29日(土)、千葉のいつもの街宣場所で、通行中の人たちに意見投票をしてもらいました。
 このシール投票イベントは、自民党などの憲法改悪の流れに対抗し、全国で市民の意見表明として取り組み、世論を示そうというよびかけに応じた、4/29~5/3統一行動に連なるものでした。時々パラパラとくるビミョウな空模様でしたが、午後二時からの1時問半で行い、上の結果になりました。
 千葉・市原連絡会を中心に準備が進められ、当日参加は8人。「自衛隊を軍隊に昇格させようというのが改憲案です。賛成ですか、反対ですか」と投票をよびかけました。この交差点の通りは、いつも若者たちが多いところですが、投票に応じてくれたのもやはり若い人たちが中心でした。

採決せまる「共謀罪」に、秋葉原で反対署名

 Mさんの報告

 3/26(日)、東京・秋葉原で共謀罪反対の署名集めに立ちました。ご存じの方は少ないかもしれませんが、この秋葉原では、いわゆるオタクを狙った職質(職務質問)・所持品検査など、警察の治安強化(浄化作戦?)が相次いでいるそうです。『週間SPA!』などが報じ、インターネット上では、対象となった人の体験談を見ることができます。私が署名に立っていた間だけでも4、5人組の警官が威圧的に歩き回り、歩行者天国を舞台に花開く路上パフォーマンスヘの不当な介入を繰り返していました。
 このように「アキバ系」的なものを「有害」と見なして警察が狙い撃ちにするさまは、市民運動や労働運動にも各種法令が選択的に適用され弾圧される姿と重なります。共謀罪成立下では「アキバ系」もまた無縁ではあり得ないということを訴えたくて、秋葉原での署名活動を行いました。「オタク弾圧」への危機感からか、意識的に署名してくれる人が多く、中には私に握手を求め、「がんばってください!」と声をかけてくれる人まで現れました。

 会員の皆さんに励まされ、「君が代斉唱」に不起立で抗議!   Iさん

 3月8日、悪性リンパ腫により、6年がかりでやっと高校を卒業した長男の卒業式に行って来ました。
 卒業式には、夫と息子と私で共謀し、処分を覚悟で不起立で頑張っている先生方に連帯し、何よりも戦争への道を許さない決意を示すため、3人で「君が代斉唱反対、不起立」をすることを確認し、参列しました。率直なところ、不起立をすることに内心ドキドキしながら学校へ向かいましたが、校門の前で「卒業おめでとうございます」と声をかけ、「すわって示そう! 戦争反対」のピラを配っていた百万人署名運動の会員の皆さんに迎えられ、励ましの声を戴きました。その時、そうだ、今日は、「こどもたちを二度と戦場に送らないため、憲法改悪反対」の闘いなのだ、そう思ったとき、「ヨシ、やってやるぞ!」そんな気持ちが湧いてきて、逆に身体が熱くなりました。  (以下、次号に続く)

千葉県連絡会通信 2006/4月号

県連絡会通信 web版 (2006年4月号より)

署名300万筆を集めて「改憲阻止!」の大うねりを

 改憲反対署名開始の方針決定 とめよう戦争への道!百万人署名運動全国代表者会議

 3月18-19日都内で開かれた「百万人署名」全国活動代表者会議では、改憲を阻止する署名運動となるにはどうすればよいかと、これまでの運動の点検も併せて、熱心な討論が交わされました。
 千葉県連絡会も、皆さんからの実践的な提案を以下のようにまとめて提起しました(順不同)。
 ①初めが肝心。暑名を開始したら早急に10万、20万の署名が集まる形をつくり勢いをつける。
 ②署名を集める仲間をどれだけ増やせるかがカギ。そのため今動ける人が地道に集め続ける。
 ③全国キャラバンや各地区キャラバン行動を取り組む。
 ④署名提出行動(請願)をひんぱんに設定し、署名獲得の目標とする。
 ⑤「全国通信」に、提出行動や各地の署名集めの様子など「報告」を載せ全体に熱気を伝える。
 ⑥街宣や暑名運動についてアンケート調査し、街宣行動が盛り上がる策を考える。
 ⑦ガイドライン署名の時の、賛同人一人50筆運動を復活させる。
 ⑧有事立法署名に応じてくれた組合・団体にお願いする。
 ⑨背丈にあった中小の組織に依頼する。(大組合は反応が悪い)お願いしたら取りに行く。
 ⑩今まで関わった議員や友好団体にもお願いしたり、共同街宣などをよびかける。

 討論の結果、凶暴な小泉「構造改革」の待ったなしの反動情勢と、私たちの運動的力量も見た上で、「当面07年7月参院選までに100万筆の署名を集め、改憲阻止の大運動を起こそう」という、私たち自身の飛躍もかけた一大方針が合意されました。そして、呼びかけ人の岡山のNさんが提案された、憲法9条変える?変えない?の衛頭シール投票を、各地でも4月29日~5月3日に取り組むということになりました。新署名は、今月下旬の「呼びかけ人会議」で具体案を決定し、「5・20全国集会」から、運動が満を持してスタートします。
 

インフォメーション 4月  ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名  署名数状況省略~

 新教基法署名 7437筆!
 「3/31提出行動までに7500」に、今一歩の所まで達しました。新賛同の方にも送ってもらいました。ご協力ありがとうございました。しかし、当初の目標3万筆の25%弱という実績です。改憲阻止の風を起こすには、ここを突破しなければなりません。皆さんの提案(表ぺ一ジ)を全部実践して目標を達成しましょう。
 3月の合同街宣の12日は、ものすごい強風でした。あまりのひどさにガード下に避難して続行。後から2人増え4人で、署名を集めたり、共謀罪のリーフを撒いたり、思い思いにおこないました。成果は、教基法署名64筆、イラク署名3筆、ピラまき130枚でした。

千葉県連絡会通信 2006/3月号

千葉県連絡会通信 2006/3月号

県連絡会通信 web版 (2006年3月号より)

 賛同人・支持者の皆さんいよいよ「改憲阻止!」に「百万人署名運動」が総力をあげるべきときが来ました。阻止達成のためにはどうすればよいか、以下3点について皆さんのご意見をお寄せ下さい。
上記連絡先;DC会館1F 百万人署名運動千葉県連絡会事務局宛 切り取り線以下を返送下さい。
   ~以下,省略~

インフォメーション 3月  ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名 ~署名数状況省略~

 2月の合同街宣は1.22共謀罪学習会を受けて、共謀罪署名となりました。3.9共謀罪集会のビラをコピーして、持ち込んでくれた方も含めて、久しぶりに5名での行動となりました。その結果、共謀罪署名48筆、教基法署名28筆、ビラ320枚を撒きました。
 共謀罪の制定は、権力の側が戦争に反対する広範な運動を徹底してつぶすことをねらっていることを公然と宣言したに等しいものです。しかし、たんに労働運動・市民運動をつぶすことのみならず、秋葉原に現れるいわゆる「オタク」を片っ端から職務質問している現実がすでに示すように、「はみ出し」を一切許さないような社会が作られようとしていることを明白に示しています。
 また、改憲のための「国民投票法」案は、マスコミや教育労働者などの公務員批判的行動も一切許さないで投票にかけようとする、まさに一方的な改憲のための法案に他なりません。これからは、私たちの街宣は、民主主義を守る大事な武器になるはずです。がんばりましょう。

千葉県連絡会通信 2006/2月号

県連絡会通信 web版 (2006年2月号より)

ついに習志野からもイククヘ  イラク反戦市民と議員の会などと抗議

 1月下旬、東部方面隊のイラク出兵が始まりました。習志野駐屯地からはあの空挺団が護衛を任務として派遣されました。今やイラクの自衛隊は自分たちの基地を守っているだけともいわれますが、撤退が近いとかえって危険性は高まっているそうです。そこに、空挺団派遣の理由もありそうです。隊員に犠牲が出ないように、隊員がイラクの民衆に銃口を向けることのないように駐屯地前や成田空港近くで出兵阻止を訴えました。一方、再開された通常国会は、メディアの関心も、BSE、偽装建築、ライブドアで、小泉の責任を取りあげているばかりです。イラクや沖縄、共謀罪や教育基本法、憲法改正国民投票法案などの重要問題はほとんど報じられていません。世論をそらす危険な誘導になっていないでしょうか。

全国代表者会議、「改憲阻止」大署名を提案

 以上の情勢のなかで「百万人署名」事務局は、22日、全国の呼びかけ人と組織代表者の会議を開き改憲阻止の大署名に立ち上がる案を提起し、全国での論議を求めました。基本方針は以下の通りです。
 1)9条改憲反対を軸にした署名用紙とする。
 2)300万筆を目標とする。
 3)賛同を5000人に拡大し、全県に連絡会を結成する。
 全国事務局からの「提案」を皆さんに送ります。意見を、お手紙やメールその他でお寄せ下さい。
 全国の意見とぶつかり合わせ、再度議論を重ねてゆくことになります。

 先月の財政確立の呼びかけに、多くの皆さんが応えて下さいました。ほんと有り難うございました。
 しかし、全国財政は依然危機状態を脱しておらず、千葉県も昨年の賛同会員の大幅な削減(一22)をのりこえなければなりません。事務局として、全協力者(団体)の方に呼びかけを始めています。そのためには経費も必要です。すべての皆さんに更新をお願い致します。また、賛同拡大にご協力下さい。年賀状を見直し、私たちの運動に応えてくれそうな人を見つけてください。

インフォメーション 2月   ~省略~

《活動報告》
☆街宣署名    ~省略~

☆ 1・22 STOP!共謀罪 in CH1BA

 改憲阻止の運動をつぶす先制攻撃として、共謀罪という新しい「罪」が作られようとしています。本格化する改憲(=新憲法制定)攻撃を前に、タイムリーな、まさに今求められている学習講演会でした。
 集会の第1部は「05年反戦運動と自衛隊」(TV番組から)と「動労千葉訪韓報告」のビデオ止映と参加者の一人Kさん(動労千葉小岩支部)の報告のお話。訪韓団は、労働法改悪と闘う民主労総の昨秋ソウルの大集会と、グローバリゼーションを推進する環太平洋首脳会談へのプサンでの激しい抗議行動に、国際連帯を掲げ共に闘う立場で訪れた田中委員長以下の動労千葉などの一行。韓国の労働者集会の圧倒的規模と多彩なパフォーマンスは、日本では見られない感動的なものであった。Kさんも自分の感動全部を伝えるには時間が足りなく、残念そうであった。

 続いて小田原紀雄さんが、「越境的組織犯罪の防止」条約批准に向けた国内法の整備ということで持ち出された「共謀罪」について、その世界的背景、国内法としての性格変容、危険性などを、軽妙な冗談を交えながら解説してくださった。刑法の根底概念を覆す実行(既遂・未遂)に関係なく共謀だけで処罰できる、とんでもない法律であり、さらにそれは密告をあおり、スパイ捜査をはびこらせる、まさに「改憲」につなげる「警察国家」のための、とんでもない治安・弾圧法だと批判された。そしてこれに抗する道は、大衆運動の高揚で「無意味化」する以外にない。共謀罪の本質をズバリ暴露されとても勉強になりました。
 

「沖縄戦そして父と故平良那覇市長のこと」

 K.S. 連載(4)終了
 父はガマとよばれる壕の中で・軍属・民問の人々を集め、「俺はこの戦いで死ぬ。しかし、お前たちは出来る限り生きてくれ」といったそうです。それを聞いた職員は、「軍人のくせに何を言うのか、一緒に死んでくれとなぜ言わないのか」と内心大いに不満だったと、そう聞いて私は本当に嬉しかった。「さすがだね、お父ちゃん」と喝采したほどでした。軍人がガマから民間人を追い出したり、自決を強要したりしたという話しを聞いていたからだった。!
平良さんは、上京の度にわが家により、仏前に線番をあげ、沖縄の友人、知人を呼んで四方山話を!
するのが常で、ある時、にこやかな顔で私に向き直り、「Kちやん、おじさんの座右の銘はねエ、憲法九条なんだよ」。私は、人生訓か諺を言うのかと思っていたのでビックリし、瞬時顔を見つめでていました。しばらくして、やはりこのおじさんは「戦のない平和な沖縄」を基本において政治をやってきたからこそ「憲法九条」が座右の銘なんだと悟りました。私は平良さんを思い出すたびに、この夜のおじさんのおだやかな顔が浮かんできます。
 最後に、千葉訴審「小泉首相靖国参拝違憲訴訟」での意見陳述に引用されている、梅原猛さんの痛烈な批判を紹介します。「小泉首相が戦争を二度と起こしてはならないという気持ちで、あの無謀な戦争を始めた東条英機首相が祀られている靖国神社を参拝するのはまったく論理矛盾である。参拝するなら『もう一度米英と戦います』といって参拝するのが、論理的に一貫性を持つ行為であろう…」 (2005.2.1 朝日新聞 「反時代秘話」から)

千葉県連絡会通信 2006/1月号

県連絡会通信 web版 (2006年1月号より)

06年 賀春

憲法・教基法攻防の正念場 改悪阻止の決意をこめて!!

 沖縄・横須賀・座間,憲法改悪と一体の米軍トランスフォーメーションにも反対しよう!!

賛同会費納入のお願い
 年初めからいきなりですが,賛同の年更新と会費納入のお願いです。
 この06年1月~4月に賛同期限の切れる方・団体に「更新のお願い」と「振込用紙」を同封しました。
 また昨年末までに期限が切れてまだ更新できていない方にも「振込用紙」を同封しています。(事務の都合上,4月末に期限が切れる方も1月末で切れる形にさせてもらっていますのでご了承下さい。)
 千葉県連絡会の財政は今のところ順調ですが,全国事務局は11月の残金が2けたという大ピンチです。皆さんの賛同年会費を県と全国で折半していますが,「全国通信」が出ないことになったら大変です。
 賛同を更新され,なるべく早く,一日でも早く送金して下さい。お願いいたします。

郵便局のATMが便利です。  ATMは土・日,祝日でも利用できますので,お忙しい方にも便利です。画面の「ご送金」を押して,あとは画面の指示通りです。同封の振込用紙が使えます。しかも手数料が10円安いのも魅力です。(ただし手数料は4月から値上げされます。「郵政民営化」絶対反対!)

学習講演会「STOP!共謀罪」in CHIBA

 1月22日(日)14:OO~ DC会館(中央区要町2-8)
 講師:小田原紀雄さん
 小泉政権は「平成の治安維持法」といわれる共謀罪を成立させようと躍起になっています。
 共謀罪とは何か?法制定されると労働運動や平和運動はどうなるのか?これから何をなすべきか?
百万人署名運動事務局次長で,「破防法・組対法に反対する共同行動」の代表として,共謀罪制定阻
止の先頭に立ってこられた小田原さんに語ってもらいます。溝演の開始予定は15時30分です。
 講演からでもふるってご参加下さい。みんなで学習し,阻止に向けて最後まで闘いましょう。

インフォメーション 1月   ~略~

《活動報告》
☆街宣署名    ~省略~

☆ 「つくる会」教科書撤回署名集まってます!

 杉並2教組呼びかけのつくる会教科書採択撤回署名が集まり出しました。12月16日現在,15の個人・団体から143筆が届きました。愛知県の方からも頂きました。ほんとにありがとうございます。
 会員や協力者の皆さんが1筆ずつ送って下さるだけでも000筆になります。それだけの数を街頭で集めるのはとてもたいへんです。皆さんの署名をぜひ送って下さい。力を一つに杉並区教委に圧力をかけ,撤回させよう。

☆12・18習志野駐屯地申し入れ行動

 自衛隊イラク派遣の延長が閣議で決定され,1月以降,習志野など陸自東部方面隊からの派遣がなされるということで,12月18日午後2時半,習志野駐屯地に,「とめよう戦争!隊員家族と元自衛官連絡会」,シビックアクションなど4団体と共に,派遣中止を求める申入行動をおこないました。
 申し入れ後津田沼に移動し,寒風の中,新津田沼駅で元気に街宣。イラクから自衛隊を引き上げさせようと訴えました。そして忘年会。申し入れに加わった元自衛官の小田さん,京葉連絡会代表のNさん(九州で療養生活中)もしばらくぶりで快復された姿を見せられ,若い仲間たちと一緒に交歓しました。

「沖縄戦そして父と故平良那覇市長のこと」

 K.S.  連載(3)

 〔父は転勤となり,Sさん家族もソ満国境へ…〕遊び友達もなく,玩具もなく。ブランコに座ってキリキリするような退屈の日を過ごす毎日だった。父は豪放磊落な人で,兵隊さんを呼んでは酒宴を開くのが好きだった。(母は月給の半分は酒代に消えた,と書っていた。)ある正月,満蒙開拓義勇軍2少年達を招いたことがあった。童顔の残る彼らは嬉しそうに料理をほおばり「いくつになったの」と話しかけてきた。私は片手を広げ数え年5歳と答えた。今に思えば昭和13年の正月であった。
 昭和20年8月9日,この国境の地はソ連軍の進行をまともに受け,あの少年達はどんな運命をたどったのか,想う度に胸が痛む。/その後父は奉天(瀋陽)を経て除隊,母の実家の目黒に落ち着き,(この家は3月10日の大空襲で焼失)友人と会社をつくり,サラリーマンとなり,一時の平和を楽しんだが,昭和16年12月8日の太平洋戦争突入半年前,突然秘の召集令状(他言無用,見送り禁止,「密かに出てこい」)が来た。母子3人はホームへあがれないので,東京駅のホーム下階段で手を振ったのみの別れとなった。
 父の任地は沖縄だった。この時からすでに沖縄決戦を想定して兵員の展開が進められていたのだろうか。後年,一見平和に見える生活の水面下で何が進められているのかわからないという疑問が絶えず私の意識下にあるようになった。/敗戦後,平良さんは戦後捕虜交換要員として南米の収容所から沖縄に戻り,革新の立法議員から那覇市長になり,16年間革新市政を護って活躍した。その問,父の消息を追い続けてくれ,その結果,市の職員の中に戦局終結間際の父の様子を覚えて(いた人が)いて,その人からの話を伝えてくれた。