改憲戦争阻止!闘いの現場はここに 大行進呼びかけ人 高山俊吉さん 11・7労働者集会

11月7日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止大行進の5団体の呼びかけによる11月労働者集会が開催され、全国から2150人が結集した。

大行進の呼びかけ人の高山さんの発言の一部を紹介する。

●高山俊吉
呼びかけ人の高山です。よろしくお願いします。
その最初に一言だけ、今回の衆院選の総括をしておきたい。私の総括です。
二つのことだけ言いたいと思います。
自民党が単独過半数をとったとか、改憲の発議には3分の2を要する、これを超えたという報道がなされている。実体はいかなるものか。自民党を支持する行動を投票という形によって示した人というのは、1900万人台です。1900万人というのは有権者の2割を割っている数です。有権者の2割に達しない人しか自民党を積極的に支持する行動をとらなかったという事実、そのことを見抜く必要があります。
多くの人たちは反対をし、あるいは首をかしげて疑問の目をもってみている。この状況がこの国の実情だ。この間の選挙で3分の2以上の議席をとった、今回の選挙でも改憲野党も加えて3分の2以上の議席をとっているこの与党勢力が、どうして改憲の提案を発議できないのかということを考えよう。なぜしないんだろう。どうしてこの間何年もそれができないんだろう。それは、いまお話したような勢力しか、実はそれが彼らの実像でしかないということ。反対をする者が実は非常に多いということ。選挙のからくりによっておかしなことが行われているけれども、人民の多くが批判をし、あるいは疑いの目をもって見ていることが分かったということです。
それにしても、自民党を支える野党共闘、この野党共闘は自民党と対決するものではなかったかと思っている人がこの中におられるとすれば、それは間違いです。野党共闘というのは自民党を支える運動だ。あの枝野が言ってることと、岸田が言ってることはどこが違うのかっていう声があったでしょう。その枝野を支えようと共産党が言ってるんだから、どういうことになるか。全体が翼賛の国会にしかならないでしょう。何をもって野党か、どこに違いがあるか。これがいったいこの国の政治だとするならば、国会は芝居小屋だと言ったのは本当にその通りだ。
闘いの現場はどこにあるのか。闘いの現場はここにある! 闘っている人たち、闘う労働組合、その人たちと連帯する多くの人の、その心の内にある。その行動が具体化したときに、私たちはこの社会を根底から変える。そのことを私は断言したいと思う。

陸自大演習に反対! 全国各地で抗議行動

9月15日新潟

9月15日から開始される陸上自衛隊14万人の九州大演習に対して、新潟県では、「とめよう戦争への道・百万人署名運動」が呼び掛けて地元の自衛隊基地に対して、演習中止の要請(請願)行動が取り組まれました。

9月15日は、地元住民ら7人が上越市の陸上自衛隊高田駐屯地に行きました。
1-高田
18日には、新発田市の陸自新発田駐屯地に19人で要請に行きました。

3-新発田2

9月19日 岡山

陸上自衛隊演習反対!日本原駐屯地申し入れ。続いて13:30から三軒屋駐屯地に申し入れ

長崎県佐世保市の陸自相浦駐屯地への抗議申し入れと市内デモをおこないました。

陸自大演習反対! 朝霞駐屯地への抗議申し入れ行動のため
朝霞駅からデモ

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千葉駅前で、オスプレイ木更津配備反対!陸自大演習反対の街宣行動

陸自の大規模軍事演習反対!

20年にわたる対テロ戦争という名のアフガニスタン侵略戦争に敗北したアメリカは、世界支配の体制の崩壊と国内矛盾の爆発と支配危機を乗り切るために、米中対立をあおり中国との戦争に向けて米軍の再編を進めている。そして日本政府は、改憲・戦争に突き進もうとしている。
過去最大の5兆4797億円となった防衛省の22年度概算要求では、沖縄本島(うるま市)の陸上自衛隊勝連分屯地に地対艦ミサイル部隊を配備する方針が発表された。

奄美大島、宮古島に続き、石垣島、沖縄本島への配備で南西諸島全体をミサイル基地化しようとしている。

8月末には自衛隊が英軍や米・豪軍と沖縄南方の海上で共同訓練を実施し、海上自衛隊護衛艦「いせ」に米海兵隊オスプレイが着艦する訓練も行われた。横須賀基地には英空母クイーン・エリザベスとともに、米空母カール・ビンソンが最新鋭のステルス戦闘機F35CやCMV22オスプレイを搭載して寄港した。

さらに、陸上自衛隊は9月15日、全国の全部隊による「陸上自衛隊演習」を11月下旬まで約2カ月半の日程で始めた。「台湾有事」や「尖閣諸島の領有権」を巡る有事での、九州・沖縄への部隊投入、対中国戦争を念頭に、隊員約10万人、車両約2万両、航空機約120機が参加する軍事大演習だ。
このように戦争に向けた動きがかつてない勢いで加速する中、オスプレイ木更津基地配備反対闘争は、ますます重要になっている。

9月10日 木更津駅前
9月16日 防衛省前

「日米軍事一体化とオスプレイ」9・5講演会を行う。 講師 吉沢弘志さん

9月5日、市民ネットの吉沢さんを講師に招いて学習会を行った。

「日米軍事一体化とオスプレイ その問題点 私たちの闘い」

8月26日、木更津駐屯地に配備された自衛隊オスプレイV-22の本格訓練開始が始まった。今回行ったのは1機による「計器飛行訓練」だという。

当面は、館山基地、百里基地、東富士演習場を使用。 続いて訓練域を順次拡大。
習志野演習場については、住宅密集地を飛行するだけの練度を獲得したら使用すると防衛省は言ってるという。

●講演では、オスプレイが「欠陥機」であることをわかりやすく説明してくれた。少し紹介する。

欠陥 その1
オスプレイは、CH-46(すべて退役)の後継機と位置づけられるが、機体重量に比してローター(プロペラ)が小さすぎる。従って回転数を増やさざるを得ない。常にエンジンに過剰な負荷を掛け続けて運用されるため、エンジントラブルが発生しやすい。

最大離陸重量: オスプレイ 23,859Kg,  CH46 11,023Kg
※常にエンジンに過剰な負荷を課しながら飛行

回転翼機としてはローター(プロペラ)が極端に小さい
固定翼機としては翼が極端に小さい

欠陥 その2
オスプレイの製造元であるベル・ボーイング社『V22オスプレイ・ガイドブック2011~12年版』
「(オスプレイは)垂直離着陸機であり、出力停止状態での着陸のために、オートローテーションに頼らない」

米国防分析研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めていたレックス・リボロ氏は09年6月23日に米下院公聴会で、「V22は安全にオートローテーションができず、このことは製造者や海兵隊も認めてきた」と証言。

●オスプレイは「災害救援や離島の急患輸送でも能力を発揮」は全くウソ

熊本大地震で派遣された海兵隊オスプレイ。2機で段ボール200個のみ!飛行距離も20キロ。この程度の量の救援物資しか運べなかった。

機材やダクトむき出しの機内。
ある程度の高度になると、乗員は酸素マスクと防寒着着用。
これで被災者や急患を運べるのか?

 

 

 

 

 

 

南阿蘇村の公園に着陸するオスプレイ 300度の強烈な熱風
2015年にはネパール地震の救援に普天間基地から4機のMV-22が向かったが住宅を破壊し、地元紙で「使えない」と報道された。

 

 

●8月28日、米海軍原子力空母「カール・ヴィンソン」が横須賀入港

米空母「カール・ビンソン」が横須賀入港 18年ぶり 中国をけん制か

カール・ビンソンは、全長333メートルで、搭載する最新鋭のF-35C戦闘機は、空軍のF-35Aと比べ、より多くの武器をつり下げて、敵をたたくことができる。さらに、最新鋭のCMV-22オスプレイも搭載し、両機種とも日本に来るのは初めて。

CMV-22オスプレイの用途は、F-35C戦闘機のエンジン交換に利用

●V-22オスプレイ用途は、軽空母のF-35Bのエンジン運搬

そして、米軍は、F-35Bとオスプレイを運用する「ライトニング空母」という新概念を明らかにしている。
米海軍+海兵隊の「強襲揚陸艦」を中心とする遠征打撃団

護衛艦「いずも」の先例か

そして海上自衛隊 空母「いずも」

護衛艦「いずも」でF35Bステルス機が離着陸訓練へ
(2021年7月31日)

 岸防衛大臣は、海上自衛隊最大級の護衛艦「いずも」で今年度中にアメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」を使用した共同訓練を行う方針を明らかにしました。  護衛艦「いずも」は、短い滑走路で離陸ができる「F35B」を運用するため、事実上の「空母化」に向けた改修を行っています。  改修は2回に分けて行われる予定で、1回目が完了したことから離着陸に支障がないか訓練が行われることになりました。  自衛隊は、現在「F35B」を保有していませんが、2023年度までに18機導入する予定です。  岸防衛大臣は「アメリカ軍の協力を得て、改修や運用に関する知見を得る必要がある」と、訓練の意義を強調して具体的な実施時期などの調整を進めていく考えを示しました。

どこが「専守防衛」?日米軍事一体化だろう!
現在の戦争の主要スタイルである「空母打撃群」(F35C運用)、「遠征打撃団」(F35B運用)」を支えるエンジン運搬のオスプレイ=MV-22 CMV-22 V-22の整備拠点が木更津基地である。

茨城) 陸自オスプレイ百里基地訓練中止を求めて抗議集会

百里基地反対連絡協 オスプレイ訓練の中止求め抗議集会 茨城・小美玉

横断幕を掲げ抗議する「百里基地反対連絡協議会」の会員=小美玉市百里
横断幕を掲げ抗議する「百里基地反対連絡協議会」の会員=小美玉市百里

航空自衛隊百里基地で8月以降にオスプレイの訓練が行われる計画が防衛省から示されたことを受け、茨城平和擁護県民会議など8団体でつくる「百里基地反対連絡協議会」は29日、茨城県小美玉市百里の同基地正門前で抗議集会を開いた。会員約80人が参加し、訓練中止を求める抗議文を同基地に提出した。

集会では各団体が抗議文を読み上げ、オスプレイについて「開発段階から多くの重大事故を起こしている。墜落の危険性が高い飛行訓練実施は許されない」などとして、訓練計画の中止を求めた。メンバーは横断幕を掲げながら「オスプレイいらない」などとシュプレヒコールを上げた。

その後、同協議会は小美玉、鉾田、行方、かすみがうら、茨城の5市町を訪問。訓練中止の声を上げるとともに、関係自治体での協議の場を設け対応を急ぐよう申し入れた。

百里基地でのV22 オスプレイの無法な訓練の中止を求めます

2021年7月29日

防衛大臣 岸 信夫 様
百里基地司令 空将補 石村 尚久 様

自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されている特殊作戦用V22オスプレイが、百里基地で本年8月から危険極まりない飛行訓練を行うことが明らかになりました。
自衛隊はV22オスプレイを17機所有するとしています。しかし、政府が配備先に計画している佐賀空港は地元佐賀市や有明漁業等が配備に反対しています。佐賀空港 の地元が反対している最大の理由は、「危険極まりない欠陥機」だからです。訓練等で県民生活に大きな被害が出る恐れがあるからにほかなりません。

そもそもオスプレイは開発段階から30人もの乗組員が死亡する重大事故を起こしています。実践配備の後でも、相次いで墜落等の死亡事故を起こし、死亡者が多発したことから「未亡人製造機」との呼び名が付けられたほどです。それほど事故が多い「欠陥機」だという事です。さらに墜落事故の場合は、機体に使用している放射性物質がばらまかれる危険性も危惧されています。
オスプレイは、ヘリコプターのエンジン停止が発生した場合、翼の回転で着陸の衝撃を弱めるオートローテーション機能が働くのかも含めて、安全性への多くの疑問があります。またヘリモードから飛行機モードへの転換時の事故多発の危険性も指摘されています。
これらの機体の構造上の欠陥はいまだ解決されていませんし、沖縄の米軍基地でのオスプレイ墜落事故も発生しました。

百里基地の周辺住民は、長年戦闘機訓練の爆音被害を受け、事故の危険性と隣り合わせの生活をしてきました。2017 年 10 月に起きた F4 戦闘機の炎上事故や部品落下事故にも不安を感じてきました。
昨年、偵察航空隊の廃止やF4 戦闘機の運用終了などにより、以前より訓練回数の減少による「静けさ」を取り戻しているなかで、今後は、墜落の危険性が高いオスプレイの飛行訓練を百里基地で実施することなどが許されるはずがありません。
私たちは、日米軍事一体化を推し進めるためのⅤ22オスプレイの百里飛来と危険な飛行訓練の実施に反対します。
百里の空にも、日本のどこの空にもオスプレイはいりません。
オスプレイの訓練は即刻中止することを求めます。

【申入れ団体】 百里基地反対連絡協議会
・百里基地反対同盟 梅沢 勝 ・百里訴訟弁護団 谷萩 陽一
・茨城県平和委員会 近藤 輝男 ・茨城平和擁護県民会議代表 鈴木 博久
・農民運動茨城県連合会 ・社会民主党茨城県連合代 表 井坂 章
・日本共産党茨城県委員会委員長 上野 高志 ・新社会党茨城県本部委員長 金子 和雄

「オスプレイの百里基地への飛来と飛行訓練実施に関する申し入れ」(自治体首長宛)

朝日新聞 (いちからわかる!)オスプレイの佐賀配備、難航しているの?

2021年7月5日 5時00分 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14961662.html?pn=3

写真・図版
陸上自衛隊のオスプレイ配備計画の現状

■空港の軍事拠点(きょてん)化を心配。地元の同意が見通せないんだ

ホー先生 陸上自衛隊オスプレイ配備計画が難航しているそうじゃのう。

A オスプレイは、プロペラの向きを変えることでヘリコプターのようにも飛行機のようにも飛べる米国製の軍用輸送機。防衛省は2014年、佐賀空港への配備を地元にお願いしたけれど、7年経っても見通しが立っていないんだ。

ここから続き

ホ なぜ佐賀空港?

A 九州・沖縄の離島(りとう)周辺では近年、中国との間で緊張(きんちょう)が高まっている。国は、離島で何かあれば、隣県(りんけん)の長崎県佐世保市にいる専門部隊を素早く運ぶ役割を期待しているんだ。

ホ 佐賀県はどう考えているんじゃ?

A 防衛省着陸料として20年間で計100億円を払(はら)うと伝えたこともあり、18年に山口祥義(よしのり)知事が受け入れると応じた。でも、実際に使うには地元漁師の同意が必要なんだ。

ホ どうしてじゃ?

A 県は空港を造る時、地元漁師でつくる「県有明海漁業協同組合」に、空港を自衛隊と一緒(いっしょ)に使わないと約束した。空港が軍事拠点(きょてん)になると心配する声があったからね。その約束を県は見直したいと考えていて、漁協の対応に注目が集まっているよ。

ホ ホホゥ! 防衛省は6月末から空港近くの土地を持つ地権者への説明会を開いているそうじゃな。

A 防衛省は空港近くに駐屯(ちゅうとん)地を造ろうとしている。予定地を買い取るには、多くが漁師の地権者から同意を得る必要があるけど反対の声が根強いんだ。

ホ 計画は進むのか?

A 防衛省は配備先が決まらない段階で米国からオスプレイを買い、最初の機体は20年に到着(とうちゃく)。千葉県木更津(きさらづ)市の駐屯地に配備したが、期限は25年7月まで。防衛省はそれまでに佐賀空港配備への地元同意を得て駐屯地の整備に入りたい考えだけど、見通しは不透明(ふとうめい)だよ。(松岡大将)

陸自オスプレイ、館山・百里・東富士演習場へ訓練飛行

陸自オスプレイ、館山・百里・東富士演習場へ訓練飛行

ニュース画像 1枚目:V-22オスプレイ イメージ (soiwbusさん撮影)

V-22オスプレイ イメージ (soiwbusさん撮影)
  • ニュース画像 2枚目:陸自V-22オスプレイ 機内

陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されているV-22オスプレイは、関東地域周辺の基地や演習場へ飛行する計画です。木更津市は2021年7月13日(火)、防衛省から説明を受けたと説明しています。陸自オスプレイは今後、館山航空基地、百里基地、東富士演習場の3施設へ飛行する予定です。

陸自オスプレイは、佐世保市の相浦駐屯地に設置された水陸機動団が素早く対応できる能力を保持するために導入され、輸送航空隊が新編されています。この飛行隊は、V-22オスプレイを17機装備し、主に水陸機動団を迅速に島嶼に輸送する任務にあたります。現在は木更津駐屯地に配備されていますが、本来の配置先は佐賀空港が最適とされており、施設整備が整うまで暫定的に配置されています。

17機配備のうち、2021年5月までに7機を木更津駐屯地に配備。この機体は、隊員が点検・整備を手がけ、運用体制を整えています。現在は、機体や日本独自の仕様の搭載装備品などの機能・特性を確認する試験を実施し、アメリカで養成した操縦士たちの練度を維持する飛行訓練が行われています。飛行は、木更津駐屯地とその場周経路、周辺空域と洋上の飛行を実施してきました。

ニュース画像 1枚目:陸自V-22オスプレイ 機内

陸自V-22オスプレイ 機内

今後、館山航空基地、百里基地、東富士演習場の3施設へ飛行する目的は、要員の教育訓練などのため、陸・海・空の飛行場へ飛行します。国内での操縦士の養成、部隊訓練なども開始します。

安全管理面では、陸自隊員は2016年からアメリカで要員養成を進め、教育訓練による人材育成や練度の維持・向上に努めます。飛行前後の点検・整備の徹底には努めていますが、飛行時には住宅地、病院などの上空を飛行することは避けるなど最大限配慮する方針です。また、駐屯地や演習場でのホバリング訓練は、住宅地から離れた場所で実施する方針です。

各訓練地のうち、館山基地には離着陸訓練、計器進入飛行のため飛行します。これに加え、洋上で教育訓練を実施するため、器材点検などの中継基地として使用する計画です。使用頻度は、月数回程度が見込まれています。

2021年7月17日(土) 茨城新聞

航空自衛隊百里基地の航空観閲式で公開された米軍のオスプレイ=2014年10月26日、小美玉市百里
航空自衛隊百里基地の航空観閲式で公開された米軍のオスプレイ=2014年10月26日、小美玉市百里

陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に暫定配備されている輸送機V22オスプレイが、茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地に訓練のため飛来するとの説明が、防衛省北関東防衛局から茨城県にあったことが16日、県への取材で分かった。訓練は8月以降に複数回予定しているという。オスプレイは開発段階から事故が相次いだ経緯があり、県は同局の担当者に対し、住民が不安を抱かないよう配慮を求めた。

県生活文化課によると、同局担当者が14日に県庁を訪れ、訓練のため木更津駐屯地から複数のオスプレイが飛来すると報告。8月以降に複数回の訓練を実施すると説明したが、具体的な時期や回数は示されなかった。

県側は県民生活環境部長らが対応し、(1)安全対策に万全を期す(2)周辺住民に不安を与えないことを徹底する-の2点を求めた。

同局は県のほか、百里基地が立地する小美玉市と、周辺自治体の鉾田市、行方市、かすみがうら市、茨城町の計5市町にも概要を説明した。

木更津市も16日、オスプレイが百里基地と静岡県の東富士演習場に飛行し訓練するとの説明を同局から受けたと発表した。千葉県外の施設に飛行するのは初となる。

オスプレイは2014年10月、百里基地で開いた航空観閲式に合わせて茨城県に初飛来。沖縄県の米軍普天間飛行場所属の1機だった。

同機の展示前には、県内4団体が抗議文を同基地に提出し、メンバーが「茨城にオスプレイはいらない」「欠陥機を飛ばすな」などと訴えた。17年10月にも、飛行予定を踏まえ県内11団体が抗議文を提出した。

★オスプレイ
米軍の兵員輸送機として生まれ、飛行機とヘリの両方の特徴を持つ。開発段階から事故が相次ぎ、日本国内でも2016年12月、沖縄県名護市で米軍のMV22が不時着、大破するなど、安全性の確保が課題。防衛省は災害や離島防衛への対応のため導入を決定。佐賀空港(佐賀市)への配備を目指し、陸自木更津駐屯地(千葉県木更津市)に20年7月から暫定配備した。

6月10日、19日 千葉市内でオスプレイいらない!街頭宣伝を行いました。

10日行動に4参加、

19日行動には7人

【山形】オスプレイ駐機4日目「整備長期化の懸念」

配信

  • YTS山形テレビ

山形空港に着陸したアメリカ軍の輸送機オスプレイの機体整備は17日も行われ、山形空港での作業は長期化する可能性も出ています。  17日は午後4時ごろに、アメリカ軍基地から来たとみられるトラックから機材がおろされ、ローターの一部を取り外す作業が行われました。ローターの一部が外された状態で山形空港に止まっています。  所属するアメリカ軍・横田基地広報部によりますと、このオスプレイは訓練を行っている最中に警告ランプが点灯し、危険を未然に防ぐため山形空港に着陸したということです。部品の落下や人的被害は報告されていません。  また 横田基地の広報部は、16日に防衛省東北防衛局を通して状況を説明し、「当該機は完全に運用可能となるまで徹底的な評価が行われる予定です。安全な飛行運用を最優先しています」とコメントしました。また 山形テレビの取材に対して「安全が確認されるまで、今週は整備が続く見込みだ」と回答しました。

5月10日 オスプレイはいらない千葉街宣 100万人署名運動

5月10日、16時から千葉市日高屋前交差点で「とめよう戦争への道! 百万人署名運動 千葉連絡会」が6人で街宣活動。

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KRY山口放送 5.7
陸自オスプレイ・最後の1機が木更津へ

ことし2月、山口県の米軍岩国基地に陸揚げされた陸上自衛隊の輸送機オスプレイ5機のうち最後の1機が、7日岩国を離れた。 陸上自衛隊は輸送機オスプレイの導入を進めていて、去年は2機、そしてことし2月には5機が米軍岩国基地に陸揚げされた。オスプレイは千葉県の木更津駐屯地が暫定配備先とされていて、これまでに順次、岩国から移動している。7日午前10時半過ぎ、ことし2月に陸揚げされた5機のうち最後の1機が岩国基地を離陸、防衛省によると約2時間後に千葉県の木更津に到着したという。陸上自衛隊はオスプレイを全部で17機導入する計画だが、残り10機を陸揚げする場所や時期については「調整中」としている。また岩国基地では空母艦載機部隊の飛行も活発になっている。部隊は5日から今月15日まで東京の硫黄島で模擬着艦訓練FCLPを行うとされているが、FA18戦闘攻撃機など多くはまだ岩国基地にとどまっている。

 

オスプレイ暫定配備で見返り 交付金が本年度1億円増額 2億円超に 10年で4倍以上に「お金をもらったんだから文句を言わせない」

防衛省の交付金、木更津市で倍増…オスプレイ暫定配備で見返りか 基地依存の高まりに懸念

東京新聞 12月3日

陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)に今年7月、陸自の垂直離着陸輸送機V22オスプレイが暫定配備されたことに関連し同市は2日、防衛関連施設の立地自治体に対して防衛省から支払われる交付金が本年度1億円増額され、前年度から倍増する見通しとなったことを明らかにした。配備への見返りとみられるが、識者からは「交付金の増額で依存度が高まる」との懸念が示されている。(山田雄一郎、太田理英子)
陸上自衛隊木更津駐屯地から飛び立ち、初の場外飛行を行った輸送機オスプレイ=11月20日、東京湾上空で(本社ヘリ「おおづる」から)

陸上自衛隊木更津駐屯地から飛び立ち、初の場外飛行を行った輸送機オスプレイ=11月20日、東京湾上空で(本社ヘリ「おおづる」から)

◆20年度は2億円超 10年で4倍以上に

 木更津駐屯地は2017年2月から米軍普天間基地所属(沖縄県宜野湾ぎのわん市)のオスプレイの定期機体整備を行っており、交付金も同時期から増加が目立つ。11年度は4996万円だった交付額は、10年で4倍以上に膨れ上がった。

今回増額されるのは「特定防衛施設周辺整備調整交付金」。2日の市議会定例会で、渡辺芳邦市長が一般質問で明らかにした。

 市によると、防衛施設の面積や運用の態様などを基に算出され、交付される。市の本年度当初予算には前年度と同程度の1億1000万円が計上されていたが、今年10月の防衛省からの2次内示で大幅に増額されて計2億1066万円となった。同省北関東防衛局(さいたま市)は今回の増額について「運用上の変化などが影響したと考えて差し支えない」と説明している。
 市の担当者は「騒音など周辺住民の負担感を解消するための振興策としてとらえている。来年度以降も同水準の額が交付されると思う」と見通す。

 交付金は交通・通信施設やレクリエーション施設、防災事業など幅広い分野に充てられる。市は、市営陸上競技場に隣接する国有地に、野球場とサッカー場を建設するため、防衛省と協議している。

◆「依存進めば抜けられない」

前泊まえどまり博盛・沖縄国際大学教授(基地経済論)の話
交付金は、爆音被害など生活への影響に対する「迷惑料」の意味合いも強い。倍増の裏には、被害や負担増の懸念がある。基地周辺でオスプレイを使った訓練など生活への影響を見越しての追加措置や、地元の反発を封じ込める動きの可能性がある。
 原発立地自治体への交付金のように「お金をもらったんだから文句を言わせない」と一筆を入れるようなもので「説得よりも金」との流れが作られかねない。
 一度交付金をもらうと市の財政や地域経済の基地への依存度が高まり、抜けられなくなるのが基地経済の怖さだ。今後も負担増に合わせて増額される可能性がある。住民は交付金に身を寄せるか、交付金に頼らない地域振興を目指すか、慎重な選択を迫られている。

第1空挺団の降下訓練始め、2021年は一般公開中止というニュースが流れています

「住みたい習志野」より

◇第1空挺団、1月13日・14日に令和3年降下訓練始め行事

ニュース画像 1枚目:訓練降下のイメージ

訓練降下のイメージ

第1空挺団は2021年1月13日(水)と1月14日(木)の2日間、「令和3年降下訓練始め行事」を実施します。この行事は、1年間の降下安全を祈願し、毎年実施しているものです。2021年もアメリカ軍が参加し、降下展示を実施します。

降下訓練始めは習志野駐屯地と隣接する演習場で実施されます。実施部隊は第1空挺団で、陸自の東部方面隊、第1ヘリコプター団、航空自衛隊の航空支援集団、アメリカ空軍の第5空軍第374空輸航空団が航空機で支援します。アメリカ陸軍は在日アメリカ陸軍のおよそ30名です。

習志野演習場の訓練予定によると、1月6日(水)から、航空機、大型ヘリコプター、対戦車ヘリコプターを使用した訓練が予定されています。実施日は1月6日(水)、1月7日(木)、1月8日(金)、1月12日(月)、1月13日(火)、1月14日(水)の6日間、使用する航空機などは同じ内容で、降下訓練は昼夜に渡り実施します。訓練時間は7時から21時の予定です。

この訓練では、空挺団指揮官などによる空挺降下を実施し、日米による自由降下、日米両機からの空挺降下を計画しています。このほか、陸自隊員がヘリからのロープを使用した降下を行うヘリ戦技展示、参加した航空部隊による飛行展示なども行われる予定です。

国内やアメリカ軍基地での新型コロナウィルス感染症の患者の発生も踏まえ、感染症対策を徹底しながら、訓練を実施します。

期日: 2021/01/13 〜 2021/01/14