
続いて社民党千葉県連合代表の工藤さん、木更津市議の田中紀子さんから発言がありました。さらに、大行進・神奈川や大行進・三多摩からもアピール。神奈川の仲間からは、安倍国葬反対の県内キャラバン取り組んでいること、その過程で権力からの不当な弾圧があったことが報告されました。岸田は国葬反対の高まりに恐怖したのです。三多摩の仲間は、ヨコスカ・横田・木更津・朝霞の首都圏の反基地闘争連携の重要さを訴えました。共に、10.1ヨコスカ、10.2横田行動への参加を呼びかけました。
動画 木更津市議会議員田中さん、社民党千葉県連代表工藤さんのトーク






アピール
本日私たちはここ木更津駅前に集まり、木更津市民をはじめ広く全国のみなさんに訴えるため、改めて「オスプレイ反対」の声を高く上げた。
防衛省は、オスプレイは安全な飛行機と強弁しているが、飛行時間が伸びれば伸びるほどクラスAといわれる死亡事故か損害額250万ドル以上の重大事故を引き起こし、事故率が高まっている。最近でも3月にはノルウェーでアメリカ海兵隊オスプレイMV-22が悪天候により墜落、4名の米兵が死亡した。また6月にはアメリカのカリフォルニア州で同じくMV-22が墜落し、5名の米兵が犠牲になっている。オスプレイはどんなに繕っても、構造的な欠陥機であることは否めず、オートロ-テーション機能が働かないという、本来であれば飛んではならない飛行機である。また米空軍オスプレイがクラッチの不具合と言うことで8月16日から全機が飛行停止となったが、9月2日には操縦技術でカバーできるとし、何ら根本的解決のないまま飛行再開を決定した。
加えて木更津基地に置かれた定期整備拠点での機体整備は、当初の1機あたり3~4ケ月で整備が終わると言っていたものが、これまで整備が終わった機体はことごとく20ヶ月前後を要している。いかにガタガタの状態で木更津基地に整備に来ているかの証であり、そのために、普天間基地のオスプレイの機体整備は全く追いつかず「車検切れ」の状態で全国を飛び回っている。事故が起きてからでは遅い。私たちはこのような欠陥機を飛行させることは断じて容認できない。
また一昨年陸上自衛隊オスプレイV-22が木更津基地に配備されて2年が経過するが、基地周辺の住民からは「騒音や振動がひどい」という声が高まっている。さらに本年3月には東富士演習場を中心に行なわれた日米合同軍事演習に参加したほか、6月にはアメリカ軍主導による太平洋水陸両用指揮官シンポジウムが19ヶ国あまりの参加で行なわれ、最終日には木更津基地で開催されるなど、日米軍事一体化の様相をますます強めている。南西海域の防衛を名目にオスプレイをはじめ南西諸島への自衛隊基地新増設など防衛力の強化が図られているが、これは中国やアジア諸国への軍事的威嚇以外の何ものではない。
私たちは強く主張する。「武力で平和は守れない」。木更津にも、横田にも、沖縄にも、そして佐賀にも「日本の空にオスプレイはいらない」。私たちは木更津基地のオスプレイ整備拠点の廃止、陸上自衛隊オスプレイの暫定配備中止を求めて、今後も粘り強く闘っていくことをここに表明する。
2022年9月10日
木更津を戦争の出撃拠点にするな!9.10木更津行動参加者一同