
木更津駐屯地に暫定配備 市民訴え「オスプレイはいらない」 船橋で集会(東京新聞12・5)
陸上自衛隊の輸送機オスプレイが木更津駐屯地(木更津市)に暫定配備されたことに反対する市民集会が四日、陸自習志野演習場にほど近い船橋市の薬円台公園で行われた。参加者は「日本中、どこの空にもオスプレイはいらない」と声をそろえ、国会で今年六月に成立した重要土地規制法の廃止も訴えた。
市民集会を主催したのは、有志や各種団体でつくる「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」。人口密集地の習志野演習場でオスプレイの訓練が予定されているとして、約五百五十人参加。同様の集会は今年で三回目となった。
同ネットワークの吉沢弘志共同代表やオスプレイに反対する県内外の団体代表者らがマイクを握り「墜落や部品落下を繰り返すなどオスプレイは欠陥機」「米軍分を合わせると、首都圏には約五十機もが配備されている」などと強調した。
重要土地規制法では安全保障上、自衛隊基地など重要な地域での土地利用が規制されるため、「恣意(しい)的に運用される恐れがある」と訴えた。集会後、参加者は一帯をパレードした。(保母哲)