10月4日 ドキュメンタリー映画「宮古島からのSOS」千葉で上映会 

『宮古島からのSOS』(60分)

会場 千葉市中央区要町2・8DC会館 JR東千葉駅前
10月4日 午後2時から~

那覇から300キロ、台湾から400キロ、サンゴ礁の海に浮かぶ宮古島。集落ごとに御嶽(うたき)と呼ばれる聖地がある。その数、800以上。宮古島は信仰の島だ。

しかし今、ここに造られようとしているのは、陸上自衛隊ミサイル基地だ。木々が切り倒され、植物は剥がされてゆく。基地建設が着工してから、工事現場の入り口に立ち、毎日、抗議を続ける人々がいる。工事現場の中にある御嶽が心配だ。

ある日、ゲートを越えて中に入ると、御嶽の井戸はすっかり破壊されていた。10,000平方メートルの鬱蒼とした御嶽の森は切り倒され、わずか4000平方メートルのみを残すだけ。“村に災いが起きたら……”と案じる人々。人々がゲートに立ち続ける原点は戦争だ。

かつて戦争で、多くの島民が犠牲になった。ハンセン病の療養所、南静園では259人のうち、110人が栄養失調とマラリアで死んだ。今度また戦争になれば、食料が自給できない宮古島では、私たちはまた餓死するしかないと島の人たちは言う。

現在、航空自衛隊のレーダー基地がある野原(のばる)岳は、かつて日本軍の司令部が置かれていた場所だ。新たに基地が作られれば、野原集落は二つの基地に挟まれてしまう。

ミサイル基地が建設されているのは、宮古島だけではない。奄美大島、沖縄島、宮古島、石垣島、与那国島と、琉球弧全体を戦争の最前線基地にする計画が進んでいる。ミサイル基地建設現場の真ん前でメロンを作る農家の仲里さんは、“自分の故郷を戦場にはさせない。自分の畑の前から戦争が始まることは許さない”と声を上げ続けている。宮古島からのSOS、住民たちの声に耳を傾けてほしい。宮古島で闘い続けている人々に、この映画で出会って欲しい。

「南西諸島軍事基地とオスプレイ」

お話 久木野 和也
「コロナ下で変貌する自衛隊

主催 とめよう戦争の道・百万人署名運動 千葉
会場 千葉市中央区要町2・8DC会館 JR東千葉駅前

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