6・14学習講演会―「オスプレイの陸自木更津駐屯地への暫定配備を考える」

木更津駐屯地は本格的な日米オスプレイの拠点に

「2023年以降、米海軍のCMV22の整備も想定」

6月8日 北関東防衛局は、千葉県に行き「木更津駐屯地における米軍オスプレイの定期機体整備について、格納庫を新設し、整備可能な機体数を増やす計画がある旨の説明を行ったという。そこへ、この新たな「海軍オスプレイの定期整備」の件が浮上した。

防衛省は、米海軍版オスプレイについて、配備時期はもちろんのこと、「日本に配備される」と言及したことさえない。新型コロナウイルスの感染拡大のどさくさに紛れて、新たな配備を既成事実化させる狙いがうかがえる。

日本は「最前線基地」という現実

防衛省から木更津市への申し入れの通り、海軍版オスプレイが日本に配備されるとすれば、2023年は米国から調達する自衛隊版オスプレイ17機すべてが木更津駐屯地に揃う年にあたり、横田基地の空軍版オスプレイが現在の5機から10機に増える期限の前年にあたる。

これにより、オスプレイの整備・運用の拠点となる木更津駐屯地がある首都圏の上空を、米海兵隊版、米空軍版、米海軍版という3種類の機体が飛び回ることになる。ちなみに自衛隊版は海兵隊版と同型である。

開発元の米国でさえ、首都ワシントンや大都市ニューヨークの近郊にオスプレイの基地や整備拠点などない。当たり前である。大統領や国会議員、経済の中心地を危機に陥れるわけにはいかないからだ。

 

*政治主導のオスプレイ配備=消えた西日本「ヘリ団構想」―巨額米兵器購入のひずみ
2020.06.13時事通信

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